アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識

アパレル業界で10年近く経験を積んできた30代の方ほど、職務経歴書が長くなりがちです。
販売、店長、VMD、後輩育成、売上管理、在庫管理……。経験が多いからこそ、できるだけたくさん書いて自分のキャリアを伝えようとします。
しかし、採用側が知りたいのは、「何をやってきたか」だけではありません。
「この人は、入社したら何ができるのか?」
書類選考では、そこが見られています。
採用担当者が職務経歴書を見るとき、最初から一文一文を丁寧に読んでいるとは限りません。
まずは、
・どんな職種を経験してきたのか
・どのくらいの規模・役割を担ってきたのか
・どんな実績があるのか
・募集ポジションで活かせる経験があるか
といったポイントを確認します。
特に30代になると、「経験年数」だけではなく、「どんな仕事を任され、何を生み出してきたのか」が重要になります。
そこで差がつくのが、「言葉の具体性」です。
例えば、こんな記載です。
「店舗運営を幅広く経験」
「スタッフのマネジメントを担当」
「売上向上に貢献」
「お客様一人ひとりに寄り添った接客を実践」
一見すると、悪くない文章に見えます。
しかし、採用側からすると、
「具体的に何をしたの?」という疑問が残ります。
例えば「スタッフのマネジメント」なら、
⇒何人のスタッフを管理したのか
⇒どんな課題があったのか
⇒どのような工夫をしたのか
⇒その結果どうなったのか
まで書くことで、初めて経験の中身が見えてきます。
「売上向上に貢献」も同じです。
「前年対比○%を達成」だけでも数字は伝わりますが、
⇒「客単価の低下を課題と捉え、接客方法を見直した結果、客単価を前年比○%改善」
とすれば、課題を発見し、考え、行動し、結果を出したことまで伝わります。
職務経歴書でありがちな失敗は、経験をよく見せようとして、表現が抽象的になってしまうことです。
「幅広く担当」
「主体的に取り組んだ」
「高いコミュニケーション力」
「チームに貢献」
これらの言葉が悪いわけではありません。
ただし、それだけでは採用側はあなたの仕事ぶりをイメージできません。
大切なのは、
「何をしたか」→「どう考えたか」→「どう動いたか」→「何が変わったか」
という順番で整理すること。
これは販売職でも、店長でも、MDでも、VMDでも同じです。
「人事として書類選考をしていたとき、私が知りたかったのは、その方が“どんな仕事をしていたか”だけではありません。
例えば店長経験があるなら、何人の店舗を任されていたのか、売上規模はどのくらいなのか、どんな課題があり、それに対して何をしてきたのか。
そこまで具体的に書かれていると、その方が実際に仕事をしている姿をイメージできます。
一方で、『店舗運営を幅広く経験』『スタッフマネジメントを担当』だけでは、経験の深さが判断しづらい。
30代の職務経歴書では、“経験がある”ことより、“どのレベルで何をしてきたのか”を伝えることが大切です。
特別な実績がないと思っている方でも、具体的に話を聞いてみると、十分に評価できる経験を持っていることはたくさんあります。」
中島 正光
WILLWORKS ディレクター/エグゼクティブコンサルタント
元トゥモローランド 人事
職務経歴書を書くとき、いきなり文章を作る必要はありません。
まずは、
①どんな仕事をしてきた?
②どんな規模を任されていた?
③どんな課題があった?
④自分は何をした?
⑤その結果どうなった?
を箇条書きにしてみましょう。
売上、店舗規模、スタッフ人数、担当カテゴリー、前年比、改善率など、数字にできるものは数字にする。
そして、「頑張ったこと」ではなく、「自分が考えて行動したこと」を具体的に書く。
それだけでも、職務経歴書の印象は大きく変わります。
職務経歴書で大切なのは、経験をたくさん並べることではありません。
採用側が知りたいのは、
「この人は、入社したら何ができるのか?」
ということ。
だからこそ、「店舗運営を経験」「売上向上に貢献」といった抽象的な言葉だけで終わらせず、どんな課題に対して、何を考え、どう行動し、どんな結果を出したのかまで掘り下げてみてください。
「自分には書けるような実績がない」と思っている方も、実は日々の仕事の中に、十分に伝えられる経験が隠れているかもしれません。
WILLWORKSでは、アパレル・ファッション業界を知るコンサルタントが、これまでの経験を一緒に整理しながら、キャリアや職務経歴書についてご相談いただけます。
「自分の経験をどう書けば評価されるのかわからない」
そんな段階からでも、お気軽にご相談ください。
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