COLUMN

アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識

COLUMN

アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識

「店舗から本部に行きたい」と思ったら。まず見直したい、店舗経験の「本当の価値」

「本部に行きたい。でも、本部経験がない」

アパレル業界で店舗経験を積んでいる方から、こんな相談を受けることがあります。

「将来はMDやECに挑戦したい」
「ブランドづくりに関わる仕事がしたい」
「でも、本部経験がないから難しいのでは?」

特に30歳前後になると、「このまま店舗を続けていていいのだろうか」と考える方も少なくありません。

一方で、店舗で長く経験を積んできたからこそ持っている強みがあります。

それは、お客様と商品が実際に動く現場を知っていること。

実は、店舗で日々行っている仕事の中には、MDやEC、VMDなどの本部職につながる経験がたくさんあります。

大切なのは、「販売しかしていない」と考えず、自分が店舗で何をしてきたのかを一度分解してみることです。


▼「販売経験」だけではない。店舗で身につけている5つの力

店舗での仕事を少し違う角度から見てみましょう。

① 売上を見る力 → 数値分析

日々の売上や予算、客数、客単価などを見ながら、「なぜ売れたのか」「なぜ売れなかったのか」を考えている。

これは、本部職でも必要となる数字から課題を見つける力です。

② お客様と接する力 → 顧客理解

「最近この商品を探しているお客様が増えた」「この年代のお客様にはこの提案が響く」。

日々お客様と接しているからこそ得られる情報は、データだけでは見えないリアルな顧客インサイトです。

③ VMD・売場づくり → 販売戦略

「どの商品をどこに置くか」「どんな見せ方なら手に取ってもらえるか」。

これは単なる売場づくりではなく、商品を売るための戦略を考える仕事でもあります。

④ 在庫管理 → 商品コントロール

売れ行きを見ながら在庫を確認し、追加や移動、売り切りの判断をする。

こうした経験は、MDにとって重要な商品の動きを理解する力につながります。

⑤ スタッフ育成 → マネジメント

後輩を育てたり、チームの目標達成を支えたりする経験も、本部・管理職を目指すうえで重要な経験です。

このように考えると、「店舗経験」は単なる販売経験ではありません。

お客様、商品、数字、人。

店舗では、アパレルビジネスを構成するさまざまな要素に触れています。


▼WILLWORKSが考える「店舗経験の棚卸し」

ここで重要なのは、職務経歴書に仕事内容を並べることだけではありません。

「何をしていたか」に加えて、

「なぜそうしたのか」
「どう工夫したのか」
「結果、何が変わったのか」

まで振り返ってみてください。

例えば、「VMDを担当していました」だけではなく、

「客層や商品の動きを見ながら売場を変更し、購買につながる売場づくりを行っていました」

と整理できれば、その経験が持つ意味は大きく変わります。

 「店長としてスタッフを管理していました」も、

 「スタッフごとの得意分野を把握して役割分担を行い、チームで予算達成を目指していました」

と考えれば、そこにはマネジメントやチームビルディングの経験があります。

つまり、キャリアの棚卸しで大切なのは、肩書きではなく、その仕事を通じて何ができるようになったのかを見つけることです。


▼元トゥモローランド人事・中島が語る「店舗経験を見るポイント」

「本部職の採用で店舗経験者を見るとき、私は『店舗経験が何年あるか』だけを見るわけではありません。

どんなお客様を担当してきたのか。数字をどう見ていたのか。売場をどう改善してきたのか。スタッフをどう動かしてきたのか。

そういった具体的な経験を聞いていくと、その方がどんなことを考えて仕事をしてきたのかが見えてきます。

店舗でやってきたことを聞いていると、『それはMDやECでも活かせる経験ですね』と感じることは少なくありません。

本部経験がないことよりも、自分の店舗経験をどう捉えているかの方が大切だと思います。

■中島 正光■
WILLWORKS ディレクター/エグゼクティブコンサルタント
元トゥモローランド 人事


▼「本部に行きたい」なら、まず自分の経験を言葉にしてみる

「店舗から本部へ」というキャリアを考えたとき、いきなり転職先を探す必要はありません。

まずは、自分自身にこんな質問をしてみてください

店舗で一番得意だったことは何か?

売上を伸ばすために、どんな工夫をしてきたか?

お客様の変化から、どんなことを感じ取ってきたか?

商品や在庫について、どんな判断をしてきたか?

周囲のスタッフをどのように動かしてきたか?

答えを書き出してみると、「自分は販売しかしてこなかった」と思っていた経験の中に、意外な強みが見えてくるかもしれません。

そして、その経験がMD、EC、VMD、販促、商品企画など、どんな仕事につながるのかを考えてみる。

それが、本部キャリアを考える最初の一歩です。


店舗経験は、本部キャリアの「土台」になる

本部経験がないから、本部職には行けない。

そう決めつける必要はありません。

店舗で身につけてきた顧客理解、数値管理、売場づくり、商品への理解、マネジメント。

それらは、アパレルビジネスを支える大切な経験です。

まずは「販売員」「店長」という肩書きから少し離れて、自分が店舗でどんな価値を生み出してきたのかを振り返ってみてください。

その経験をどのような仕事につなげられるのか、自分一人では整理しきれないこともあります。

WILLWORKSでは、アパレル業界を知るコンサルタントが、これまでの経験や実績を一緒に棚卸ししながら、これからのキャリアを考えるお手伝いをしています。

「自分の店舗経験は、他の仕事でも活かせるのだろうか?」

そんな段階からでも構いません。

まずは、自分自身の経験を見つめ直すところから始めてみませんか。

 

♦ご相談はこちらから♦
https://willworks.tokyo/contact/

RECENT POSTS

■選考の裏側(職務経歴書編)■「職務経歴書は、これまでやってきたことを全部書けばいい」 そう思っていませんか?

「売り上げた金額」を書くだけでは甘い。元人事が唸る「再現性のあるMD・バイヤー」の実績とは

「店舗から本部に行きたい」と思ったら。まず見直したい、店舗経験の「本当の価値」

MORE

WILLWORKSについて

アパレル業界に特化したお仕事をご紹介できます。アパレル業界未経験の方でも大歓迎です。
エントリー頂いた応募者様と面談をし、ご希望を伺った上で、企業様をご紹介いたします。相談、ご紹介料は全て無料です。

お仕事の紹介WILLWORKSからの派遣どちらも可能です。

ご紹介可能です

どちらのお仕事も

  • アパレル業界の
    経験がある方
  • 未経験からのチャレンジ、
    アパレル業界で働いてみたい方

どちらのお仕事もご紹介可能です

ENTRY
TOP