アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界で転職をお考えの方の中には、「アパレル業界に必要な適正って何?」「どの職種が自分に合うのかわからない」など疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。アパレル・ファッション業界には、さまざまな職種がありますが、転職という大きな決断をする前に、自分に適性があるのか、どのようなスキルが求められるのかをチェックしておきたいですね。今回は、職種別にお仕事の適性についてご紹介します。
アパレルショップの店頭に立ち、お客様の相談に乗りながら、洋服やバッグといったファッションアイテムを販売する仕事です。企業の売上の最前線として活躍します。
身近なショップ店員ですが、さまざまなスキルが必要です。ポイント別に、詳しく見ていきましょう。
■ファッションが好き!
販売職に限らず、アパレル・ファッション業界で活躍するなら、絶対に必要な要素です。お客様に購入してもらうためには、まず自分が商品を好きになり、興味を持つことが大事。その気持ちががあれば、自然に商品知識が身に付き、接客時のトークも説得力が増してきます。
■ファッションセンスがある
多くのブランドでは、店員が自社の服を身に着けて接客します。つまり、お客様にとって最も身近なファッションの見本は、店員です。旬のアイテムを素敵に着こなしていたり、流行に合わせたコーディネートをしていたりすると、お客様から「この店員さんから買いたい!」と思ってもらえます。
体形や背の高さを気にして、販売職への一歩を踏み出せない人も多くいますが、大事なのは清潔感と基本的な身だしなみです。さらに、自分が弱点だと思っている部分を、ファッションの力でカバーするコツやコーディネートを紹介できたりすると、弱みが強みに変わります。同じような悩みをお持ちのお客様に喜ばれる接客ができるでしょう。
また、店内の目立つところに配置されているマネキン。このコーディネートも、店員が行うのが一般的です。流行をふまえつつ、ブランドの魅力を最大限活かしたコーディネートをすることで、売上につながります。
ファッションセンスに自信がない方でも、流行を敏感に感じ取り、センスを磨き続ける努力があれば問題なし。経験を積めば、自然にファッションセンスが身についていきます。また、入社後に先輩からポイントを教えてもらうのもいいでしょう。
■コミュニケーション力が高い
店舗によって差がありますが、常連客よりも初めてのお客様に声をかける機会の方が多いはずです。「どんなお客様でも、気軽に笑顔で話しかけられる」「人と話すのが好き」という方は販売員の適性があります。
また、お客様の購入スタイルもさまざまです。店員と相談しながら決めたい人もいれば、じっくり自分で考えたい人もいます。店員としては、積極的に声をかけたいところですが、望まない接客をするのはNG。それぞれのお客様の様子を観察し、柔軟に対応する高いコミュニケーション力が求められます。
■記憶力がいい
以前来店した方の購入したアイテムやお話の内容を覚えていて、その後の着心地はいかがですか?と聞いたり、関連したアイテムを提案したりできると、お客様からの信頼度はぐんとアップ。常連のお客様になっていただける可能性が高まります。
最近はインターネット上での口コミも重要です。いい評判が増えれば、初めてのお客様に足を運んでもらえるようになり、店舗の売上もアップします。記憶力に自信がない場合でも、接客した内容をこまめにメモするなどの努力でカバーしたいものです。
■切り替えが早い
毎日、多くのお客様に対応していると、全てが気持ちのいい接客とは限りません。中にはどうしても苦手な方や、難しいことをオーダーする方もいらっしゃいます。店舗の不手際でお客様に謝罪をしなければいけない場合もあるでしょう。
しかしこれらは、次のお客様には関係ないことですので、いつまでもネガティブな感情を引きずっていてはいけません。反省し次に活かすことを考えつつ、すぐに笑顔で接客できる切り替えの早さが求められます。
■視野が広い
店内で困っているお客様がいないか、店員がいないスペースがないか、陳列が乱れていないか、など常に店内を見渡す視野の広さも求められます。将来的に店長をめざすなら、店舗経営や従業員管理の力を伸ばすためにも、積極的に強化したいスキルです。
■向上心がある
ショップ店員は自社の顔。営業の最前線であり、企業全体の売上にも大きく貢献します。店員がアイテムを魅力的に見せ、豊富な知識やセンスを武器に接客するからこそ、お客様は購入していきます。常に、接客のスキルやファッションセンスを磨き続け、貪欲に売上を追求していく向上心を持っている人は向いていると言えます。
■体力がある
店舗の営業時間が長いことが多いため、早番、遅番などシフトを組んで勤務する場合がほとんどです。特に、店舗の営業時間が遅い場合、遅番だと帰宅が深夜になることも。また、基本的に立ち仕事になりますので、体力に自信があるひとのほうが有利です。
身近なショップ店員ですが、想像以上にさまざまなスキルや資質が求められることに驚いた方もいるかもしれません。しかし、いずれもファッションが好き!という熱意があれば、少しずつ強化できるものばかりです。販売職は、未経験可の求人も多く、アパレル・ファッション業界で活躍する第一歩としておすすめの仕事です。
憧れる人が多い企画職、改めて仕事内容を確認してみましょう。企業によって若干差はありますが、市場調査を行い、流行や消費者のニーズを分析、ブランドコンセプトを踏まえながら新商品を企画、提案する総合的なプロデュース役を担います。
また、生産量や予算の管理、原価計算をして価格付け、流通、販売の方法の提案なども含み、企画から売上管理まで全てを管理します。まさに、アパレル企業の根幹となる仕事であり、責任は重いですが、やりがいも大きい仕事です。
■ファッションに関する幅広い知識
デザインはデザイナー、型紙を起こすのはパタンナー、縫製は工場と役割は分担され、企画職が製造に関わるわけではありません。しかし、それぞれの仕事内容を把握しておくことで、企画がスムーズに進行し、スピード感をもって市場に商品を投入できるようになります。
■高いコミュニケーションスキル
社内外を問わず、多くの人とコミュニケーションを頻繁にとる必要がある職種です。人と会話することが苦にならず、相手に気持ちよく働いてもらえるような声かけができる人は適性があるといえます。
■全体を俯瞰する視点がある
企画から生産、流通、販売とアパレル企業の一連の流れを、責任を持って追い続ける必要があります。細かいところに注目しつつも、常に全体の流れを考える視野の広さがが求められます。
■責任感が強い
企画が最終的な売上を左右するといっても過言ではありません。自分の企画について、責任を持ってやり遂げる業務遂行能力が必要です。
華やかな仕事に見えますが、何度も打ち合わせしたり、市場調査をしたりと地道な業務も多くあります。時には、商品化できるまでに数年かかることも。さまざまな壁が目の前に現れますが、投げ出さず修正しながらやり切る力が求められます。
■柔軟な発想力がある
企画はゼロからイチを生み出す仕事。新しいものを生み出す発想力を磨く努力をし続けることが求められます。影響力のある企画を生み出すためには、アパレルや自分の興味がある内容だけでなく、いろいろなものに触れて引き出しを増やしておくことが大事。好奇心旺盛な人には適性があると言えるでしょう。
■流行に敏感
自分の作りたいものが売れるとは限りません。売るためには流行を追いかけ、お客様が何を求めているかを常に感じ取る必要があります。アパレルの場合、半年以上先の流行を予測しながら企画をすることがほとんど。常に情報のアンテナを張り続けていることが求められます。
■分析力がある
売れる企画のためには、地道なデータ分析も必要です。市場調査を行う、店員から現場の声を聞く、インターネット上のお客様の声を参考にするなど、膨大なデータを分析し、ヒット商品を導き出す力が求められます。
■PR能力
自分の企画を社内でプレゼンテーションし、承認を得るためのPR能力は必須です。自分の企画が魅力的に見えるよう、話し方や資料の見せ方にも工夫が必要です。
さらに、ファッション関係者向けの展示会やショー、イベントやフェアなどの企画・遂行に企画職が関わることがあります。他の職種と比べて、社内外でプレゼンテーションをする機会が多い仕事です。
■デザインのセンスや知識がある
基本的にアイテムのデザインはデザイナーが行いますが、企画職が一緒になって考えることも多いため、デザインのセンスや知識があると有利です。また、企業によっては店舗のレイアウトやwebショップのデザインや構成などを企画職に任せることもあり、デザインの知識を身につけておいて損はありません。
■マーケティングの知識や経験がある
販売にも関わるため、マーケティングの知識や経験は大きな武器となります。店舗だけでなく、最近はインターネットでの販売も増えているため、幅広いマーケティングの知識が必要です。
■新しいものに挑戦する勇気
大手ブランドは少ないですが、中小のブランドの場合、未経験でも応募可能な企画職の求人もあります。「アパレルの企画職がやりたい」「マーケティングや販売の経験を活かしたい」という方は、未経験でも飛び込んでみる勇気も大事です。
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