アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界で転職をお考えの方の中には、「志望動機がなかなか書けない…」「志望動機がまとめられず、面接が心配…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。多くの人事担当者によると、採用の決め手はズバリ志望動機。自己分析をして志望動機をしっかり考えていると、その後の面接でも「この企業で働きたい!」という熱い思いを伝えることができます。そこで今回は、憧れのブランドやアパレル企業への転職を成功させたい方に向けて、志望動機の書き方のポイントと、実際の面接でよく聞かれる質問を10選をご紹介します。
数多くある企業の中から、なぜこの企業を選んだのか、という理由を説明するもの。エントリーシートや履歴書でも書きますし、面接でも必ず聞かれます。採用担当者が合否を決定する際に最も重視しているものといっても過言ではありません。
志望動機は大事なものだとわかっていても、相手に伝わる「強い」志望動機にまとめるのは意外と難しいものです。ここでは大事な3つのポイントを重要度が高い順にご紹介します。
ファッションや洋服が好き!という熱い思いに加えて、「なぜ他のアパレル企業ではなく、この企業で働きたいのか」、これが志望動機の核となる部分です。「ファッションが好きだから」「接客に自信があるから」といった他の企業でも当てはまるような内容では、採用を勝ち取ることは難しいでしょう。
では、オリジナルな志望動機に必要なものは何でしょうか。カギとなるのは、具体的な実体験です。例えば、接客を希望しているなら、販売員のアドバイスがよかった、勧められて買った服が友人たちに好評だった、など接客を受けてよかった内容を盛り込みます。憧れの販売員がいるようなら、あの人のような接客を自分もできるようになりたい、と伝えるのもよいでしょう。
他にも、より多くの人に自分が好きなブランドの魅力を伝えたい、思わず店内に入ってしまうほど店内のディスプレイが印象的だった、ブランドの世界観や店内の雰囲気が好きなど、自分が良いと思った内容を自分の言葉で伝えることが重要です。
自分の経験や意見だけの志望動機では少し子供っぽい印象です。さらに上を行くためには求人情報に掲載されている採用したい人材像や、ブランドの理念などもしっかり読み込んで、自分の志望動機に加えたいもの。詳しく企業研究し、本気で志望していることが採用担当者に伝わるため好印象です。
憧れの企業に採用されたら、キラキラと輝いて活躍したいもの。そのためには、入社前から企業研究をし、「自分はこの企業でこんな仕事をしたい」「このように貢献できる」と入社後のイメージを伝え、採用担当者に一緒に働きたい!と思ってもらえることが大事です。未経験者の場合は、ファッションへの熱意をメインとしつつ、他業種などでのスキルや経験が活かせることを加えましょう。例えば、飲食業で磨いた接客スキルがアパレル企業でも活かせる、体育会系の部活で活躍していたため、店内ディスプレイの変更やセールなどの繁忙期など体力や根気が必要な場面でも活躍できるなどが挙げられます。
経験者の場合、今までの経歴を踏まえ、即戦力として活躍できることをアピールしましょう。過去の成功事例なども具体的に盛り込むと、さらに伝わりやすくなります。
採用担当者が恐れるものの1つに、入社後のミスマッチによる早期退職があります。自社内で実現できなそうなことを応募者が語っている場合、すぐに辞められてしまう可能性が高いため、採用を踏みとどまってしまうことも。企業の求める人材像を参考にしながら、自分のやりたいことや強みをアピールしましょう。
手書きの場合、きれいな字でなくても丁寧に書くことが大事。熱意を文字でも見せましょう。また、枠を埋めるため、浅い内容でたくさん書くよりは、深くしっかりと伝わる内容の方がベター。内容も深く、枠内いっぱいに書けるとベストです。
志望動機のNG例もご紹介します。
志望しているアパレルブランドの商品ラインナップやテイストを確認しないで採用面接に臨むのはご法度。企業に本気ではないことがわかってしまい、入社後のミスマッチが起こる可能性も高いため、敬遠されます。
本やweb上の例文をそのまま使ったり、ブランドのメッセージを丸写したり、自分の言葉になっていない志望動機では熱意が伝わりません。自分が何をやりたいのかがわかりづらい表現はNGです。
コミュニケーション力が重要視されるアパレル・ファッション業界。面接では内容はもちろん、採用担当者とのやり取りも合否に大きな影響を与えます。面接でよく聞かれる質問を10個に厳選してご紹介します。模範的な回答は聞き飽きているプロにアピールするためのポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください!
熱意と適性を判断するために必ず聞かれる質問であり、合否を左右する重要なポイントです。アパレル・ファッション業界やブランドを選んだ理由、この企業でやりたいことを、相手を説得するつもりで語りましょう。具体的なエピソードを盛り込むと、熱意に加え客観性もプラスされるため、説得力が増します。
志望動機に次いで、よく聞かれます。ここでは主に、一緒に働きたいか、企業の雰囲気に合っているかなど適性を見ています。自分の長所、得意なこと、過去の経験などをPRし、企業で活躍できることをアピールしましょう。
アパレル・ファッション業界、は店舗運営、生産、広報などさまざまな職種の人が協力して仕事をしています。そのため、洋服が好き、接客経験があるだけでなく、コミュニケーション力が高い、チームワークが得意などもアピールすると採用に一歩近づけます。
また、企業が求める人材像に合わせてアピールできると、人事担当者の印象に残るプレゼンテーションになります。
この質問では、志望度合いの高さ、業界研究の深さ、ファッションセンスの3点をチェックしています。
面接を受けている企業のブランドは当然ですが、それ以外にも自分の好みのブランドを答えましょう。ターゲットやコンセプトが似ているブランドやファッション誌については、差異をしっかり理解しておきましょう。好きなブランドやよく読むファッション誌の関連性があまりにも低い場合、本気でファッション業界をめざしているのかを疑われます。
販売員は、自社ブランドのアイテムを纏って接客することがほとんど。面接を受けているブランドの服を着たことがないという回答も、本気度が低い、ファッションセンスが合わないと判断される可能性があります。
実店舗がある場合、よく店舗に足を運んでいるか、どのような印象を持っているかなどを聞かれます。ここでは、観察力や提案力を見ています。
店舗の良い点を具体的にほめつつ、自分なりの改善点を伝えられるとベスト。仕事への熱意がある、会社への貢献度が高いと判断されます。
ECの場合、サイトの印象などをまとめておきましょう。実際に購入して、注文までのサイトの導線や配送日数、梱包状況なども観察し、改善できそうなポイントまで伝えられれば、高評価が得られるでしょう。
キャリアプランを聞かれたら、具体的に答えられるようにしておきましょう。「ずっと販売員のままでいい」「仕事の幅を広げたくない」といった意欲を感じさせないコメントはNG。会社としては、売上に貢献しながら、より成長してくれそうな人を求めています。
非正規の販売員として入社した後、正社員に転換できる制度や、バイヤーやプレスなど他部署に異動できる制度の有無は事前にチェックしておきたいものです。希望する場合は「販売で経験を積み、売れるノウハウをつかんでからキャリアアップしたい」と熱意をアピールしましょう。
アパレル・ファッション業界への興味関心の高さをチェックしています。ファッション業界は流行の移り変わりが激しく、時には流行を作り出す側にまわることも。国内外のファッション関連の情報を仕入れ、情報感度の高さをアピールしましょう。
採用後のミスマッチを防ぐために聞かれます。前職への不満だけを語るのは避けてください。不満をふまえて、新しい職場でチャレンジしたいことなど、ポジティブな理由として伝えるようにしましょう。他業種からの転職の場合、志望動機と重なりますが、ファッション業界を目指す理由を明確に伝えることが肝心です。
アパレ・ファッション業界は土日、祝日が稼ぎ時。企業や店舗にもよりますが、土日、祝日は出社になることが多いでしょう。販売員の場合は、シフト勤務が多く早番・遅番の勤務の可能性もあります。勤務体制への理解があるかを確認しており、問題ないと伝えればOKです。
仕事に取り組む姿勢や企業のポリシーを理解しているかを確認するための質問です。アパレル業界の企業はお客様に満足してもらうことを重要視しています。自分の意見だけでなく、企業の理念に合わせて意見を言えると好印象を残せます。
最後によく聞かれる質問です。できる限り質問をしたいところですが、既に説明されたことや、企業の会社案内やホームページに掲載されていることを聞くのは避けましょう。さらに詳しく聞いてみたいことや、入社までに取り組んでおいたほうがよいことなどを質問し、積極性をアピールしてください。
質問がない場合は「十分にお話を伺い、よく理解できました」のように返すと、採用担当者も安心できます。
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