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転職をめざすなら知っておきたい アパレル・ファッション業界のトレンド&キーワード~2019秋

アパレル・ファッション業界の現状を再確認しつつ、今知っておきたい最新トレンドや今後の動向についてわかりやすく解説します。仕事のステップアップや転職を考えている人に必見のコラム。ぜひ、チェックしてくださいね!

アパレル業界の現状は?

少子高齢化に伴う人口減少により、アパレルの需要は全体では減少傾向にありますが、業態によって若干の差があります。

店舗を多く持つアパレル企業は、インターネット通販を利用する人が増えてきたため、業績を落としている傾向にあります。そのため、不採算の店舗を閉める、近くの店舗と統合するなど、店舗縮小の動きを加速させています。つい最近も、大手ブランドが大幅な店舗統合を発表したばかりです。

一方、セレクトショップや専門店の売上は堅調に推移し、業績を上げているのはインターネット通販です。アパレル各社はインターネットで新しい顧客を確保できるよう、営業手法の模索を続けています。

市場規模は?

経済産業省の「アパレル・サプライチェーン研究会報告書」(平成28年)によると、1990年の国内商品の市場規模は約15兆円でしたが、2010年には約10兆円に減少。しかし、同時期の国内生産と輸入を合わせた国内の供給量は約20億点から40億点と倍増しています。つまり、売られている服の数は多いのに市場規模が減少していることになり、単純計算すると、20年間の間で単価が3分の1に減ったことになります。

単価減少の要因は2点考えられます。1点目は、質の良いものを長く着るというスタイルから、低価格で流行にあったものを1シーズンごとに購入していくスタイルの変化を促した、ファストファッションの台頭です。

もう2点目はメーカー側の生産過剰です。総務省の家計調査によると、20年間で家計の衣料品購入単価は6割弱程度しか減っていません。これは、生産されたけれども購入されていない服が増えていると予測できます。

今後の動向は?

各社さまざまな模索が行われていますので、5つのキーワードを使って見ていきます。

開発力のスピードUP

以前に比べ顧客のニーズが多様化・細分化したため、アパレルメーカーが大量に同じものを生産・販売するというスタイルが成り立たなくなってきました。また、流行の移り変わりも早いので、企画から生産・販売まで時間がかかると、売り出する頃にはブームが去っています。

ファストファッションは、消費者のニーズに素早く反応して、生産・販売することで増益増収を続けてきました。その他のアパレル企業も、現状のブランドイメージを維持しつつ、開発のスピードを上げていく必要があります。また最近では、より心地よい服を求めて素材メーカーとの提携なども進んでいます。

DtoCの強化

「DtoC」とはDirect to Consumerのことであり、店舗を介さずに販売するビジネスモデル、つまりインターネット通販です。

企業側は店舗を持たない分、店舗の家賃、販売員の人件費、輸送費などのコストが抑えられ、低価格で販売しても利益を確保できます。一方、消費者側もパソコンやスマートフォンから24時間、買い物できる便利さから、市場規模は拡大する一方。大手ブランドも、DtoCの強化を始めています。

また、参入コストも低いため、経験の浅いデザイナーがSNSでファンを増やし、ネットで販売する方法も広がっています。

衣料品のレンタルビジネス

カーシェリング、シェアハウスなど、今までは個人が所有することが当たり前だった物もシェアする時代。それなら服も!ということで衣料品のレンタルサービスも始まっています。

月額の料金を支払い、自分の好み・サイズに合った服をレンタル。購入するには少しためらうハイブランドや、今まで着た事がないテイストの服も、レンタルならば気軽に挑戦できます。返却する場合はクリーニング不要、気に入った場合は購入可能という便利さもあり、徐々に利用者を増やしています。

レンタルをきっかけに、ブランドのファンになってもらえる可能性が高いため、企業側としても新しい顧客を獲得できるという大きなメリットがあります。

海外進出

国内では人口減少、消費者の好みの細分化により、大幅なアパレル消費の増加は難しいかもしれません。そのため、購買意欲が旺盛な海外諸国への進出や、進出予定の企業が増えています。

ファストファッションは、縫製工場などの生産拠点が海外にあることが多いため、その土地の文化やニーズをくみ取って営業展開しやすい傾向にあります。国内のブランド企業は日本のアパレルの品質やデザインの良さなどを、上手にアピールし、販路を広げていく必要があります。

リセールの拡大

リセールとは二次流通のことを指します。一般的に、店舗で新品の商品を買うのが一時流通、その商品を再び売買することを二次流通(リセール)と呼びます。

フリマアプリの台頭により、一度使ったものを売るという動きが増えてきています。リユースの観点から見れば、地球環境にとって良いことですが、二次流通が増えることで新品が売れなくなるのでは?という懸念も広がっています。まだ、規模が小さいため影響はわかりませんが、今後の衣料品のリセール市場の動向に注意が必要です。

しかし、消費者が中古品の売買を好む傾向は、これからも続いていくことでしょう。複数の大手アパレル企業が中古衣料の売買を始めたほか、中古品売買がメインの大手企業が中古衣料の取扱を始めるなど、市場は拡大傾向です。

世界のアパレルのトレンドは?

国内だけでなく世界的な流れで押さえておきたいキーワードを2つご紹介します。

1)サスティナビリティー

最近よく耳にする言葉ですが、直訳すると「持続可能性」。環境、社会、経済の観点から環境破壊を防ぎ、持続していけるようにしていく活動のことを指します。

アパレル関連では、海を漂うマイクロプラスティックが問題になっていることから、海外の大手ブランド企業がプラスティックバックの使用廃止などに動いています。

2)ダイバーシティ&インクルージョン

ダイバーシティとは、直訳すると「多様性」となり、人種や性別、宗教、価値観、好みなどが異なっていても、差別することなく受け入れていくことを指します。インクルージョンは日本語でいうと「包括・包含」。それぞれに異なる、お互いの経験や能力、価値観を認め合おうという考え方です。

以上のように、アパレル・ファッション業界では新しい取り組みに力を入れているため、多様な経験を持った人の求人を強化しています。アパレル未経験者でも活躍できる職種が豊富にありますので、気軽にキャリアカウンセラーにご相談ください。

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