アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
GLOBAL WORKやLOWRYS FARM、niko and … など、グループで30以上のブランドを展開、国内外に約1,400店舗を出店するファッションカジュアル専門店チェーン、株式会社アダストリア。みなさんも街で目にしたことがある、知っているブランドがいくつもあるのではないでしょうか。今回は、転職をお考えの方にも知ってもらいたい注目の企業、アダストリアについてご紹介します。
現代表の福田三千男氏の祖父が大正時代に学生服の販売を始め、戦後1953年に父・福田哲三氏が福田屋洋服店として紳士服小売業を開始しました。三千男氏は衣料メーカーを経て、1971年に家業の福田屋に入社。当時、ディスカウントスタイルの郊外型紳士服チェーンが主流となりつつあったため、水戸での空白マーケットであったメンズカジュアルに乗り換えました。1993年に三千男氏が社長に就任し、社名をポイントに変更、2015年の会社統合によりアダストリアに社名変更しました。現在の社名は、ラテン語の“Per aspera adastra”「困難を克服して栄光を獲得する」に由来した造語です。さまざまな課題や困難もチャレンジして乗り越えていく姿勢をあらわしています。
アダストリアが大切にしているのが「Play fashion!」というミッションです。
ファッションは、毎日をワクワクさせること
ファッションは、誰かと新しいものを創ること
ファッションは、それぞれの人生を楽しむこと
「ファッション」とは、アパレルだけに限られたものではなく、文化、生き方、ライフスタイル、人によってさまざまな価値や可能性を持っています。「プレイ」には、遊ぶ、スポーツをする、演奏するなど、あらゆることに楽しんで取り組むという意味を込めています。アダストリアは、ファッションを通じて人の心を豊かにし幸せにすること、また、洋服というモノではなく、お客様にワクワクする毎日を届けることを使命としています。
アダストリアの特徴の一つに、マルチブランド戦略があります。現在、グループで30以上のカジュアルブランドを展開し、子どもから大人まで幅広いターゲット層に対応しています。また、ここ数年はファッションだけでなく生活雑貨や飲食などライフスタイル全般に事業領域を広げています。社会が急速に変化し、お客様の価値観も多様化するいま、マルチブランド展開のアダストリアだからこそ、お客様にたくさんの選択肢を用意することが可能なのです。
SPAとは企画・生産から製造・販売まで一貫してひとつの会社が担う体制のことを言いますが、アダストリアでは、販売の現場でお客さまから直接うかがった声を、商品やサービスを生み出す企画のフェーズに反映させる仕組みができています。アダストリアでは、お店の声や、店舗で働く販売スタッフの意見が最も重要視され、次の商品づくりにかされているのです。こうした強みを社員一人ひとりが自覚し、どの職種でもそれぞれの役割を全うすることで、より魅力的な商品づくり、売り場づくりへとつながっています。
これからますます競争激化が見込まれるWEB領域において、市場の変化にスピーディーに対応することが必須となります。アダストリア は店舗と自社WEBストア「ドットエスティ」、SNSなど、販売チャネルの連携に取り組むことでお客さまとの接点を拡大させ、デジタル活用による魅力的な購買体験を提供することで顧客満足度・購買頻度の向上を目指しています。
CSRとは、corporate social responsibilityの略で、企業の社会的責任を意味します。様々な企業が自社の利益のみを追求するだけではなく、社会全体のニーズの変化をとらえ、社会や環境がより良いものになるよう独自の取り組みをしています。また、社会問題の解決や環境保護などCSRの考え方にもとづいて行う企業活動は「CSR活動」と呼ばれます。では、転職の企業選びでも注目したい、アダストリアのCSRについてみていきましょう。
商品やサービスがお客さまのもとへ届くまでには、多くの資源やエネルギーを使⽤しています。また、事業が与える環境への影響は、原料の調達から商品やサービスを提供した後にも及びます。世界規模で環境問題が深刻化していくなか、課題の解決に向けて継続して取り組んでいくことが必要です。
環境を守るために、アダストリアではまず、ものづくりをサステナブルにしていく取り組みを進めています。具体的には、一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーンが日本において推進する、持続可能な世界のコットン産業への転換をサポートする「Cotton2040」へ参画し、2025年までにアダストリアグループの商品に使用するすべてのコットンを、サステナブル・コットンへ切り替えることを目標として取り組んでいます。また、コットン以外にもサステナブルな原料や加工方法などに見直すことも進めています。
ファッション業界をサステナブルにするためには、商品やサービスをお客さまにお届けする過程でも環境に配慮していくことが⼤切です。アダストリアでは、マイバッグを普及させ、お客さまとともに「資源を使い捨てしないショッピングスタイル」を提案しています。ショッピングバッグの辞退で会員ポイントが付与される「REBAG PROJECT」には、消費する資源の削減だけでなく、誰でも気軽に楽しみながら参加してほしいという気持ちが込められています。
ファッションロス(在庫廃棄)は、近年のファッション業界にとって重要な課題です。アダストリアは、⾐料品在庫の焼却廃棄をゼロにすることを決定し、在庫を活⽤する取り組みを始めています。また、商品を適正な量で⽣産するため、発注のタイミングや販売数量の予測精度を向上させるほか、多くの従業員が商品を評価できる取り組みを進めています。さらに、不要な⾐類を回収し新しい資源にリサイクルする取り組み「Play Cycle!」や、着られなくなった⼦ども服のシェアリングサービス「KIDSROBE」を通じて⾐類が廃棄されないための仕組みを整えています。ここでも、楽しみながらファッションを循環させる取り組みを⾏っています。
アダストリアでは、多様な個性を尊重し、認め合うことを重視しています。従業員ひとりひとりが多種多様な⼒を発揮することによって、これまでになかった視点での活発な議論が起こり、それが企業としての成⻑にもつながると考えているからです。従業員がそれぞれの能⼒を⼗分に発揮し活躍できる環境や仕組みを整えるほか、キャリアをバックアップする取り組みを進めています。
アダストリアグループでは従業員の過半数以上が女性を占め、多くのブランドで女性を主要な顧客層としています。現在も管理職における女性比率は、政府の掲げる目標の30%を超える数値ですが、今後はさらに女性従業員が多い特性を活かし、多様なニーズに対応した商品開発、サービスの向上をめざしています。また、上級管理職の女性比率を2025年までに30%以上に引き上げることを目指して女性のキャリアアップ支援に取り組んでいます。(上級管理職=部長職相当以上)
アダストリアは、店舗の出店や商品の⽣産、物流拠点など、グローバルにビジネスを展開しています。今後もファッションがもたらすワクワクを継続させるためには、国内外に関わらず、グローバルな思考で地域のニーズや特性をくみ取り、ファッションの⼒でともに新しい価値を築いていくことが必要です。アダストリアのビジネス展開によって、その地域が活性化され、社会がともに発展するような企業活動を⾏っています。
また、国内外を含む様々な地域に出店しているアダストリアにとって、地域との関わりはとても重要です。国内においては、⽀店制度によって地域ごとのニーズに応じた店舗運営や地域密着型イベントを開催しています。さらに、アダストリアの商品世界の様々な地域で⽣産されており、その地域の持続的な発展は高品質な商品を安定的に調達することに繋がります。良好なパートナーシップのもと商品を調達し続けるため、アダストリアでは⼈権の尊重や環境への配慮等を明記した調達⽅針とガイドラインを定め、取引先に遵守を求めています。
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