アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界へ就職、転職したものの、その後のアパレル業界内でのキャリアパスやキャリアチェンジについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、アパレル業界にはどんなキャリアチェンジがあるのか、そしてそれぞれのキャリアチェンジに活かせる具体的なスキルや、勉強しておくと有利なことをご紹介していきます。
お客様に商品を紹介する提案力は、アパレル業界の販売職、バイヤー・MD職に共通の必要スキルです。アパレル業界の販売職では、商品の販売実績やお客様の商品に対する反応を現場で見ることができ、その時のニーズに合わせて適切な商品を提案するスキルが養われます。対してバイヤー・MD職では消費者のニーズを理解し、買いたいと思う商品を選定し・提案することが重要な職務の一つです。そのため、アパレル販売で培った提案力は、バイヤー・MD職へのキャリアチェンジへの強みになるでしょう。
販売職では、自分の数字、自分以外の人の数字、店舗の数字を常に分析し、目標とのギャップがあれば原因を特定し解決していくことが求められます。バイヤー・MD職でも、予算管理やどの商品をどのくらい仕入れるかなど、数字分析能力は重要なスキルの一つです。
スケジュールを管理する能力はアパレル販売職だけでなく、バイヤー・MD職でも重要なスキルの一つと言えます。アパレル販売職は店舗の商品の在庫や、店舗への商品の納品日などを常に確認することが求められ、仕事を通してスケジュール管理能力が培われます。その管理能力は、商品が消費者の手に届くまでの工程のほとんどに関わるバイヤー・MD職に必須のスケジュール管理や予算管理にも活かせるでしょう。
バイヤー・MD職の重要なスキルの一つは語学力です。昨今の流通網の発達などによって、アパレルバイヤー・MD職の仕事のフィールドは日本国内に限らず、海外にまで大きく広がりました。それによって、語学力は重要なスキルの一つとなっているため、空き時間に少しずつ勉強して、最終的には英語であればTOEICのような実際の語学力を証明できる検定を受けておくとよいでしょう。
アパレル業界のバイヤー・MD職の仕事の一つ、マーケットリサーチに必要不可欠なのが、流行を見極めて分析する能力です。昨今のアパレル業界では、絶えず新しい売れ筋を作り出すために、最低でも年6シーズンの企画が必要だと言われています。そのためには感性と理性をバランスよく働かせて、常に最新のトレンドを把握しておくとが重要です。
アパレル業界や自社商品についての知識や理解力は、販売職と営業職に共通する重要なスキルです。販売職では、お客様に正確な情報を提供するために、常にアパレル業界や自社商品についての知識を増やしています。その知識は、自社商品を営業先へ売り込む営業職にも活かすことができます。特に、小売店などに新規で営業をする際は、店舗の担当者も知らない情報とセットで提案することで信頼関係を築き、受注につながる場合もあります。
営業職には、目標を定めて計画的に仕事を進めること必要不可欠です。具体的な数字を掲げたり、スケジュールを組んだりと計画的に物事を決めて動くことは営業の基本とも言えるでしょう。アパレル販売職でも、売上目標を具体的に決め、その目標に向かって販売戦略を決めていく必要があるため、計画性は必須です。販売員の計画性スキルは、営業職でも「今月は契約を◯件交わす」「◯時のアポまでに事務処理を終わらせる」など具体的な目標を決めるために役立つでしょう。
営業職でもクライアントである営業先に、自社商品の魅力を伝える能力は、商談を成功させるために重要なスキルの一つです。また、アパレルの営業職は顧客の話にしっかりと耳を傾けて、求められているものや、顧客が抱えている課題や問題・予算などを見極めながら、商品を売り込んでいくことが求められます。
アパレルの営業職の主な仕事には、PCを使った企画書・提案書の作成があります。また、取引先と電話だけでなくEメールでコミュニケーションを図ることが必要不可欠です。必要最低限のPCスキルとして、Word・Excel・Outlookは使えるようにしておきましょう。また、相手先でパソコンを用いてプレゼンテーションを行う機会もあると思いますので、プレゼンテーション用のアプリケーションであるPowerPointも使いこなせると、なお良いでしょう。
営業職では、社外の取引先の要望を汲み取り、的確に製品やサービスを提案しなければなりません。生産管理職でも、社外の工場や素材の仕入先などと、納品日や価格、デザインについて細かく指示を出し、常に連絡を取り合う必要があります。営業職で培った社外の取引先と信頼関係を築き、連絡を取り合うスキルは、生産管理職にも活かせるでしょう。
交渉力は、アパレルの営業職が自社の利益を確保しながら、お客様に商品・サービスを購入してもらうために必要な力になります。また生産管理職でも、生産工場や取引先との価格交渉や納期交渉を行う必要があり、営業職で身につけた交渉力のスキルは大きな強みになるでしょう。
アパレルの営業職の場合、クライアントや取引先との間で交渉がうまく進んでいない場合や、納品した商品やサービスに何か問題があった場合に、早急に対応することが求められます。一方、生産管理職でも生産工場や素材の仕入先との間で、納品遅れなどの問題が生じた場合に、全体のスケジュールを見直すことや場合によっては、新たに違う工場や仕入先を早急に見つけ問題を解決する必要があります。
生産や流通について詳しく勉強しておくと、生産管理職への転職の際のアピールポイントになるでしょう。アパレルの生産管理に必須資格はありませんが、知識を証明するために、「生産管理オペレーション」などの資格を取得していると転職に有利になるでしょう。
(出典：JAVADA https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/business/seisan.html)
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