アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界で取り扱う商品はブランドによって様々で、洋服以外にも多くの 商品やサービスの種類があります。例えば、靴専門店、バッグ・革小物専門店、アクセサリー・ジュエリー専門店などから、最近ではアパレルブランドが展開する飲食店やホテルまでその種類は多岐に渡ります。洋服以外の商品やサービスを取り扱う企業、ブランドにまで視野を広げて転職活動することによって、選択肢の幅が広がり、より自分のスキルや経験を活かせる仕事に出会えるかもしれません。そこで今回は、アパレル業界の洋服以外を扱う業態の種類や動向、そしてそれらの業態での転職で活かせるスキルや資格をご紹介していきます。
近年、靴における消費者のニーズは大きく変わりつつあります。TPOにより靴を履き替える習慣が定着し、ファッション性に加えて機能美も求められるようになりました。そして、健康ブームを反映して、スポーツシューズやランニングシューズも売上を伸ばしています。こうしたニーズの多様化・個性化は、量から質への転換をもたらし、競争を加速させています。また、トレンドをおさえたおしゃれな靴を気軽に楽しめることから、最新の流行を取り入れた商品を低価格で販売するファストファッションブランドへの注目が高まり、商品ライフサイクルも短くなっています。
靴業界の仕事は、靴の企画・商談から販売にいたるまで多岐にわたりますが、大まかには「営業」「生産」「販売」に分けることができます。営業の仕事は、アパレル業界や靴業界のクライアントに対して、自社製品の営業推進を行うことが基本の仕事 です。一方、生産職は新製品の企画、工程改善、品質管理などを行い、さまざまなアイデアを営業や職人と相談しながらカタチにしていきます。 そして販売職は、靴と足の専門知識を生かし、接客を通してお客さまのサポートをしていく仕事です。
靴専門店への転職を目指す場合は、洋服を扱う企業での経験やスキルをそのまま活かすことができます。営業であれば、小売店やデパートへの自社商品をアピールするスキル、そして生産では工場とのやりとりや生産スケジュール管理、また販売ではお客様に商品の魅力を伝えるスキルなどを活かすことができます。より靴に特化した知識を得るために、靴専門店の営業職や販売職を目指すのであればシューフィッターの資格、そして生産職であれば革靴製造技能試験などの資格を取得しておくと転職に有利になるでしょう。
(参照: 足と靴と健康協議会、シューフィッターとは、http://fha.gr.jp/shoe/naruniwa)
(参照:JLIA, 革靴製造技能試験 https://license.jlia.or.jp/examination/shoes/)
最近では、アパレル業界全体で”サステイナビリティ”は不可欠なキーワードになっています。業界全体で、国連で提唱された「SDGs」(持続可能な開発目標)の具体的な取り組みが求められています。そして特にバック・革小物業界では、エコレザーやエコファー、植物性由来のレザーが動物由来の革の代わりに使われ始めています。
(参照:外務省、 SDGsとは?、https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html)
バッグ・革小物専門店の販売職への転職には、服飾店での販売職で得たお客様への接客スキルを活かすことができます。接客スキルの他に、革製品の扱い方、お手入れ方法などの知識を増やしておくと転職に役立つでしょう。また、革小物の生産に携わる職への転職を目指す場合には、革製品技能試験やレザーソムリエなどの資格を取得すると転職に有利に働くでしょう。
(参照:JLIA, 革製品技能試験, https://license.jlia.or.jp/license/)
(参照:Leather Sommelier, レザーソムリエ、https://www.leather-sommelier.jp)
アクセサリー・ジュエリー専門店は収益性の高い商品を扱っていることも多く、客層の年代も幅広く洋服のように流行に大きく左右されることもあまりありません。また、アクセサリー・ジュエリー専門店は洋服専門店と比べて、高価な商品を扱っている場合もあるため、より丁寧な言葉遣いやマナーが必要とされます。ある程度ブランドで決まった接客の流れ(イントロダクション・提案・クロージング)がある場合が多いです。
アクセサリー・ジュエリー専門店の販売職では、服飾店での販売職で身につけた商品の魅力をお客様へ伝えるスキルや、在庫管理のスキルなどを活かすことができます。しかしアクセサリー・ジュエリー専門店では、客層や商品の特徴が異なるため、アクセサリー・ジュエリーに関する専門知識や、より丁寧な言葉遣いや接客マナーを身につけておくと転職に有利になるでしょう。また、アクセサリー・ジュエリー専門店の人気の職種であるバイヤー職に転職したい場合には、海外との取引のために必要不可欠な語学力を身につけておく必要があります。また、ジュエリーバイヤーとしてダイヤモンドやエメラルド、金などの原産地に直接訪れることもあるため、英語以外にも韓国や中国、ヨーロッパ圏の語学知識があれば大きく活躍できるでしょう。
昨今では世代問わず食に対する関心が高まってきています。特に10代、20代の若い世代が衣服にお金をかけるよりも、飲食にお金をかけるようになってきているのが大きな特徴です。その影響から、近年アパレル業界では、自社ブランド名を看板に掲げたカフェやレストラン、バーの運営を行うアパレル企業が増えています。また、日本未上陸の海外の飲食店のチェーン店をオープンさせている企業もあります。アパレル企業が展開する飲食店の特徴としては、アパレル企業が得意としている内装やインテリア、グラフィックなどへのこだわりを挙げることができます。コンセプチュアルで雰囲気のある店が多く、また店内で服飾雑貨やインテリア雑貨などの販売を行っている店舗もあります。
アパレル企業が運営する飲食店への転職には、ホールスタッフであれば服飾店での接客術、店舗デザイナーであれば販売職での店舗の動線や商品を魅力的に見せるディスプレイ方法を考えるスキルを活かすことができます。それらのスキルに加えて、調理師免許などの資格があれば、キッチンスタッフとしても活躍することができるでしょう。
アパレル業界には、洋服以外にも様々な種類の商品を扱う業態が存在します。アパレル業界の色々な業態の職種も転職先の候補として考えることによって、自分のスキルや経験、希望条件に合った仕事が見つかる可能性が高まります。アパレル業界の転職を成功させるためには、事前準備が重要になります。まずは転職エージェントに相談してみましょう。
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