アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界で転職をお考えの方の中には、「レディースブランドでの接客経験を活かしてメンズブランドに挑戦したい」「レディースブランドにこだわらずメンズブランドも視野に入れて転職活動したい」「アパレル未経験からメンズブランドをめざしたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。同時に、女性がメンズブランドで活躍できるのか、そもそも求人があるのか、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。今回は、メンズブランドで働く際に求められるスキルや、メンズブランドで働く方法についてご紹介します。
近年、女性を採用しているメンズのアパレルショップは多く存在します。女性スタッフがいると店の雰囲気が柔らかくなりますし、女性目線のアプローチでお客様に提案することで、店にとっても接客の幅を広げられるためです。 また、メンズショップへ来店するのは男性だけではないことや、男性女性問わずニーズが多様化していることからも、女性を積極的に採用するメンズブランドが増えていると言えるでしょう。女性販売員がメンズのアパレルショップで働く際に注意したい点としては、やはり商品知識を1から勉強する必要があるということです。 レディースとメンズでは、当然アイテムの種類も異なるため、お客様に適切な提案ができるように、アイテムの特徴やコーディネートに関する知識をしっかりと頭に入れておきましょう。 また、男性に対する接客は、女性とはアプローチの仕方を変えなくてはならないケースもあります。 お客様ごとに細やかな配慮をしつつ、ピンポイントで女性目線のアドバイスなどを加えて接客をできるようになれば、売上に大きく貢献することができるでしょう。
メンズブランドで活躍するためのポイント①
メンズアイテムの特徴やコーディネートに関する知識をしっかりと頭に入れておく!
メンズブランドで活躍するためのポイント②
男性に対する接客の基礎を勉強したうえで、女性目線のアドバイスもできればGOOD!
女性がメンズのアパレルブランドで働く際に求められるスキルには、どのようなものがあるのでしょうか。レディースブランドで働く際に求められるスキルと重複する部分も多くありますので、過去の経験が活かせる点や、今後身に付けたい点を整理してみてください。
メンズ、レディース問わず、アパレルの仕事にコミュニケーション力は必須です。販売員も本社の企画も、アパレル業界は基本的に人と接する機会の多い業界です。女性がメンズブランドで働く場合、レディースブランドでの働き方との違いや考え方の違いに戸惑うこともあるかもしれません。そのようなときにも、コミュニケーションを取りながらお互いの立場を理解することが重要です。誰とでも気持ちよく仕事のできる、コミュニケーション能力の高い人材が求められます。
アパレル業界ではチームで働くことが基本です。販売員であれば店舗スタッフや本社とのチームプレーが必要ですし、本社であればデザイナーやMD、パタンナーや生産管理が一つのチームとなって服を作ります。個人の技量が素晴らしくても、チームとして仕事ができないと評価も下がってしまいます。チーム内で、よりよい人間関係を作るための努力も大切です。
メンズのカジュアルウェアであれば、レディースの商品知識でカバーできる部分もありますが、メンズ特有の仕立てや採寸方法など、知っておくべきことはたくさんあります。特にスーツを取り扱っているブランドでは、スーツに関する知識はもちろん、ビジネスやフォーマルシーンで活躍する革靴に関する知識も必須です。スーツや革製品のケア方法など、商品に付随する様々な知識が必要になります。知らないことを積極的に学んだり、新たな情報を収集したり、日々勉強し続ける姿勢も大切です。
レディースショップにおけるお客さまとの会話は、レディースファッションや美容にまつわる話が多くなりますが、男性のお客さまを対応するメンズショップではレディースとは異なる会話力と知識が必要です。メンズのファッション情報はもちろんですが、社会情勢やビジネスにまつわる話、車やスポーツといった趣味関連の会話をする場合もあります。そのため、メンズショップで働く販売員はお客さまとの会話に必要な媒体をチェックしているスタッフも多いようです。
技能検定職種のひとつとして、平成29年10月に(一社)日本百貨店協会は厚生労働大臣から接客販売職種の指定試験機関として指定されました。試験は、学科試験と実技試験で実施され、レディス/メンズファッション販売、ギフト販売の3作業、それぞれ1級、2級、3級の3つの等級があります。試験に合格すると作業や等級に応じ、「接客販売技能士」の称号が付与される国家検定資格です。その中でメンズファッション販売の科目は、紳士服の接客・販売において、お客様の体型にフィットし着心地良く、更に美しく装っていただくためのスタイリングのアドバイスができる知識及びスキルを評価する資格です。
接客販売技能検定:https://www.hanbai-kentei.jp/about
では、実際に女性がメンズブランドで働くためには何から始めればよいのでしょうか。異動や転職のステップをご紹介いたします。
現在メンズ・レディースともに展開しているブランドで働いている場合は、メンズ部門に異動したい旨を店長やマネージャーに早めに伝えましょう。その際、これまでの経験をメンズブランドでどう活かし、ブランドに貢献できるか、熱意も伝えられると良いでしょう。すぐには難しいかもしれませんが、人事異動のタイミングでメンズブランドに異動できる可能性があります。
アパレル未経験の場合、メンズ・レディース複合ブランドの求人を探し、まずはレディース部門で経験を積むという方法もあります。アパレル業界全体を見ても、レディース店舗の占める割合が圧倒的に多い事が理由の一つです。メンズ・レディースの複合店を展開しているブランドでは、レディースで経験を積んでからメンズへ異動するというチャンスがあります。また、メンズ・レディースの複合店では、日常的にメンズフロアとレディースフロアの行き来があったり、店舗全体でのイベントがあったりと、働きながらメンズの売り場の様子を知ることもできます。
求人サイトなどを利用して、女性スタッフを募集しているメンズアパレルブランドの求人を探しましょう。基本的には求人情報(募集要項)には「男性募集」「女性募集」という記載はありません。異性ブランドで勤務するケースはアパレル業界において少数と言えますので、このようなレアケースの情報を探す場合は、アパレル業界専門のプロの転職エージェントに相談するのもおすすめです。転職活動では、いかに業界の情報を掴むかということがカギとなります。個人で収集できる情報には上限がありますので、アパレル業界の転職のプロである転職エージェントに登録することが転職成功の近道です。コンサルタントとの無料面談やメール等で、不安や疑問を解消し、ご自身の希望や適性に合わせた転職先を見つけることが可能になります。
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