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SDGsの視点から考える、アパレル業界の今後の課題

エスディージーズ

アパレル業界の現状

昨今のアパレル業界において、大衆受けするものは、ハイブランドよりもファストファッションの傾向にあります。消費者のニーズや流行の影響を受けやすいアパレル業界において、ファストファッションは低価格ながらも一定のデザイン性があり、幅広い方に受け入れやすいことが強みです。メゾンのトップデザイナーやアーティストたちとコラボレーションした商品を販売するなど、モード界にも影響を与えています。手軽に流行りの商品を取り入れられること、若者向けや大人向けといった年齢の枠に捕われず、誰もが着られるような作り方も支持を得ているひとつです。また、EC※やSNSの普及により、実店舗の売上も低迷しています。ECでいつでも好きなときに買い物ができることは、大きな利点といえるでしょう。一方で、時代の流れに関係しない普遍的なアイテムは高価なものを買う、またはヴィンテージやセレクトの一点ものを求めるという消費者もいます。誰もが簡単にトレンドの服を身にまとうことができる時代、変わらないものや自分らしいファッションを追求する方も多いのではないでしょうか。今、消費者は欲しいものを、嗜好や状況や応じて自由に選択することができます。ECの普及によりさらに選択の幅が広がったことで、消費者の選び方、買い方はより多様化してきているといえます。

※ECとは?

electronic commerceの略。インターネット上でモノやサービスを売買すること全般を指し、「インターネット通販」や、「ネットショップ」などを総称したものがECと言われています。

参考:未経験からアパレルECサイトの担当になるには?

アパレル業界と SDGs

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

出典:外務省ホームページhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

17の目標は、下記通りです。

1, 貧困をなくそう

2, 飢餓をゼロ

3, すべての人に健康と福祉を

4, 質の高い教育をみんなに

5, ジェンダー平等を実現しよう

6, 安全な水とトイレを世界中に

7, エネルギーをみんなに そしてクリーンに

8, 働きがいも経済成長も

9, 産業と技術革新の基盤を作ろう

10, 人や国の不平等をなくそう

11, 住み続けられるまちづくりを

12, つくる責任 つかう責任

13, 気候変動に具体的な対策を

14, 海の豊かさを守ろう

15, 陸の豊かさも守ろう

16, 平和と公正をすべての人に

17, パートナーシップで目標を達成しよう

アパレルとSDGs を考える上で最もイメージしやすいのは、12の【つくる責任つかう責任…持続可能な生産消費形態を確保する】という目標ではないでしょうか。昨今アパレル業界では、大量生産と大量消費が問題になっています。また、それに付随した形の環境汚染や労働搾取などの問題を抱えています。SDGsで掲げられている17の目標は、独立しているようで1つの大きな目標としてまとまっているため、すべての項目が様々な角度からアパレル業界にも関係しているのです。1つの問題を注視するのではなく全体を見回し、多くの企業や世界の人々と協力しながら達成するような取り組みが必要なのかもしれません。

アパレル業界の課題

SDGsの視点から考えるアパレル業界の課題

アパレル業界の課題1.大量生産・大量消費の問題

これまでのアパレル業界は、大量生産・大量消費を行う企業が多く、それに伴う廃棄問題がニュースで大きく取り上げられた時期もありました。しかし、SDGsがアパレル業界にも浸透しはじめたことで、生産量のコントロールや、リサイクル素材の利用、着なくなった衣類の回収と再利用など、企業ごとに様々な取り組みがなされるようになりました。さらに、「リサイクル」だけでなく、製品を長く使うための「リペア」が今後一層普及することが期待されます。 大量生産・大量消費される画一的な製品ではなく、長く着たいと思われるようなアパレル製品への転換が始まっています。作り手側だけでなく、消費者側の理解も深まりつつありますが、まだまだ課題は多いと言えます。

アパレル業界の課題2.環境問題

洋服の素材として多く使用される綿花の栽培には、大量の農薬(化学物資)が使用されています。農薬は害虫駆除、雑草の管理、防カビや殺菌消毒、収穫前の落葉剤などで、国ごとに厳しい規制が設けられていますが、それでも環境や農家の人たちの健康に影響を与えます。

また過剰な化学肥料が土壌に残ると地下水の汚染、土壌微生物の消滅などにより、作物を育てる土壌の力が減少します。さらに、廃棄する際の焼却処分では、多くのCO2を排出します。CO2が増えると、平均気温が上昇し北極や南極の氷が溶けて海面が上昇、これにより水没する地域が増えると予測されています。これらのことから、無農薬の綿花栽培(オーガニックコットン)やリサイクル製品の開発に取り組むアパレル企業が増え始めています。

出典:日本オーガニックコットン協会http://joca.gr.jp/main/what-organic-cotton/

アパレル業界の課題3.労働問題

数々のアパレル企業が、途上国の人への仕事提供に貢献していますが、同時に労働問題が深刻になっています。児童労働や危険な薬品の取り扱い、低賃金での長時間労働を含んでいる場合があるからです。安い賃金で長時間過酷な環境で働かせるようなことがあってはSDGsの目標達成はできません。労働者の基本的な人権が守られていることも重要な条件の一つです。そのため、大手アパレル企業もこの問題を認識し、労働者に配慮した働き方を促進する動きが始まっています。

納得のいく転職

アパレル業界で納得のいく転職をするために

アパレル業界で転職先を探す場合、そのブランドや洋服が好きということ以外に、企業やブランドの理念や取り組みを理解しておくことがとても大切です。今回取り上げたSDGsの取り組みに代表されるように、洋服にまつわる課題や問題とその企業がどのように向き合っているのか、またご自身がそれに共感できるかどうかも大きなポイントになります。

ご自身に合う転職先探しに不安のある方は、ぜひアパレル転職に特化する転職エージェント「ウィルワークス」にご相談ください。業界やブランドの情報を幅広くキャッチアップしているのが、ウィルワークスの最大の強みです。不安や悩みを解消し、納得のいく転職のためのお手伝いをいたします。

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