アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界には、様々な形態のアパレルショップが存在しています。アパレルショップで実際に販売されている商品は、どのように仕入れられているか皆さんはご存知でしょうか？今回はアパレル企業が、どのようにアパレル商材を仕入れているのか、またそれぞれの仕入れ方法のメリット、デメリットをご紹介していきたいと思います。
今ではネット問屋サイトと呼ばれるインターネットを通してアパレルの仕入れができるサイトがたくさんあります。気軽に発注・仕入れが可能なので、効率が良いのが特徴です。また、無料で登録できる仕入れサイトがほとんどですので、複数のサイトから自社のお店のコンセプトにあった商品を選ぶことができるのもインターネットサイトを活用して仕入れることの大きなメリットの一つです。特にアクセサリーなどの小物類は、仕入れ単価も抑えることができ、ショップ全体のバリエーションも増えるため、効率よく商品展開することができます。しかし一方で、ネットから仕入れるのにはデメリットもあります。デメリットの一つは誰でも簡単にアパレル商品の仕入れができるため、ライバル店でも同じ商品を販売していたということも起こりうるということです。
問屋からの仕入れもアパレル仕入れのひとつの方法です。問屋は人と会って直接選定した商品を仕入れることへの安心感があります。また問屋の場合、買い付けのコストを安く抑えられるというメリットがあります。例えば、東京であれば馬喰町が有名な問屋街です。しかし、「実店舗があること」を条件としている問屋がほとんどのため、ネットショップでしか商品を販売していない場合は、問屋からアパレル仕入れすることはできません。また時期によって品揃えが常に変化するので、仕入れのタイミングが非常に重要になります。
アパレル業界での経験がない方でも、「展示会」という言葉をご存知の方は多いのではないでしょうか？展示会に参加することで、まだ市場に出回っていない個性的で斬新な商品をいち早く見つけることも可能になります。また、直接商品を手に取って目で見ることができ、その場で商談が行えるので、契約までスムーズに進めるというメリットもあります。 展示会と一口に言っても規模はさまざまです。大規模な展示会の場合、出展者も大企業から個人事業主まで幅広いのが特徴です。展示会仕入れのデメリットとして、展示会では製品サンプルのみを展示している場合が多く、その場で商品を仕入れることが難しいので、納品まで時間を要することを念頭に入れておく必要があります。また、展示会で必ずしも契約に繋がるわけではないことや、業界への繋がりが無いと参加できない場合もあるというデメリットもあります。
海外でアパレル仕入れを行う場合は、海外のアウトレットや見本市、現地雑貨店へ赴き買い付けを行います。海外からアパレル仕入れを行うメリットは、海外のアパレル商材は国や地域ごとの特色があり、国内では手に入れられないような魅力的な商品も見つけられる可能性があるということです。また、物価の違いにより国内より低価格で仕入れられることもあります。デメリットは、海外から仕入れる場合は送料や関税などといった経費が大きいため、事前に計算しておくことが必要になることです。また、文化や言葉のコミュニケーションの差異によって、買い付け、交渉の難易度が高くなることが予想されます。
海外から商品を仕入れたい場合には、関税の手続きや外国語による交渉が不可欠になってきます。それらを代わりに行ってくれる輸入代理店を活用するのもひとつのアパレル仕入れの方法です。検品や不良品の対応なども代わりに行ってくれるので、余計な手間や時間がかかりません。ただし、仕入れ価格が高くなるため利益を上げづらいというデメリットがあります。
今回は、アパレル仕入れの具体的な方法をそれぞれの方法のメリットとデメリットも含めてご紹介しました。アパレルショップの運営には、どのような商品をどこから仕入れるのかは非常に大事なポイントです。売上を上げるためには他店との差別化を図っていく必要があります。
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