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アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識

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アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識

華やかなアパレル業界が 今真剣に取り組む環境問題とは

アパレル業界が取り組む環境問題

人々の暮らしを豊かにするアパレル業界。その一方で、アパレル業界が問題視していることがいくつかあります。その中でも特に深刻な問題が未使用の服の大量廃棄です。

一般的にファッション業界は、トレンドの変化が早くシーズンが過ぎれば一気に売り上げが落ちる性質があります。だからといって在庫を処理するために大幅に値下げをして販売するとブランド価値を落とす恐れがある。と考えられています。在庫になって余った服は、保管するにもコストがかかりさらに倉庫スペースを圧迫します。そのため企業が余剰在庫を保管し続けることは困難。そのため、値下げして販売するのではなく、廃棄(焼却処分)を選ぶアパレル企業も少なくありません。

廃棄というと食品廃棄がイメージされやすいですが、実はアパレル廃棄も非常に深刻な問題です。廃棄される服の中には消費者が一度着たものではなく、消費者の手に渡らないままのものも少なくありません。ファストファッションの繁栄により、低価格で服が手に入るようになりました。これによりアパレル市場の価格競争が激化。1着あたりのコストを下げるためにメーカーは大量生産をする必要が出てきました。それに伴い余剰在庫も発生しやすくなってしまいました。

また、あらゆるものが低価格で手に入る世の中になり、消費者はお金をかけずとも生活の豊かさを得られるようになり、服も低価格で手に入るゆえに、1〜2回着て捨てれる服や1シーズンで捨てれる服も珍しくなくなりました。

アパレル製品が廃棄される手段の多くは焼却処分です。焼却処分で発生する二酸化炭素(CO2)は、地球温暖化などの環境問題を加速させます。それらを食い止めるために日本のみならず世界中でCO2削減への働きかけが活発に行われています。アパレル業界でも大きな変化が起きていて、環境のことを考え3Rの重要性を考える企業が多くなっています。

3Rとは

アパレル業界が重要視する❘3Rとは?

3Rとは、Reduse、Reuse、Recycleの頭文字をとったものです。

アパレル業界が重要視する❘3R -1.Reduse(リデュース)

リデゥースとは、使うものやゴミその物を減らすことです。

ファッションにおいては、捨てる量を減らしたり新しい物を使わなくて良いように工夫することが大切です。例えば、耐久性の高い素材を使った製造や加工、トレンド物ではなく長く着られるスタイルを選んだり、正しいお手入れ方法を知り長く愛用したりすると環境への負担を削減できます。

アパレル業界が重要視する❘3R -2.Reuse(リユース)

リユースとは、新しい物ではなく既にある物を使用することです。まだ使用できる物でも捨ててしまうことが多いですが、リユースを意識し最後まで価値を循環させることで持続可能な社会に貢献できます。例えば、フリマアプリを使用し要らなくなった服を売ったり、リサイクルショップなどで売買するなど。

アパレル業界が重要視する❘3R -3.Recycle(リサイクル)

リサイクルとは、不要になった物を新しく資源として作り変えることです。

リサイクルは作り変えるためにエネルギーを使うことからリデュースやリユースより優先度の低い方法だとされていますが、廃棄される物を資源として活用するという点においてサスティナブルだと言えます。

アパレル業界は他の業界と比較して圧倒的にリサイクル率が低いと言われています。そんな中アパレルにおけるリサイクルは服をリサイクルし新しい物に作り変える場合と、別の物をリサイクルし服に作り変える場合があります。例えば、リサイクル素材であるリサイクルポリエステルや再生セルロース繊維などを使用している服を選択したり、店頭にリサイクルボックスを設置し要らなくなった服を回収する。要らなくなった服をぬいぐるみ、軍手、雑巾などに作り変えるなど。

リデュース とリユースは使い終わったものを廃棄する前に考えることです。 リデュースしてもリユースしても、一度生産されたものはいつかは廃棄物になります。ですが簡単に廃棄物にしてしまうのではなく、みんなで考えて廃棄物を削減する、廃棄物の発生を遅らせることは少しずつですができます。大量生産して大量破棄するライフスタイルとは逆の考え方。

廃棄の焼却処理に伴い二酸化炭素の排出が増え、環境にも大きな影響を与えています。少しずつですが日本のアパレル業界でも変わりつつあり、ファストファッションからサスティナブルファッションへ企業が参画しています。

アパレルのサスティナブル商品

アパレル業界がサスティナブルに取り組む ❘ その一例をご紹介!

【JOURNAL STANDARD relume】

・アップサイクルダウンとして「小松マテーレ(旧:小松精練)」の生地を採用したダウンジャケット。 アップサイクルダウンとは、使われなくなった羽毛布団を集め、日本国内で念入りに洗浄し、清潔で良質な羽毛にリサイクルされた再生羽毛を使用したダウンジャケットのこと。丁寧にすすぎを重ねた羽毛は、絡まりやつぶれも無くなり、ふんわりとした洗い立ての心地よい、良質な羽毛へと生まれ変わります。

https://baycrews.jp/blog/detail/3108149

【THE NORTH FACE】

•使い捨てプラスチックボトルを集め、圧縮後、加工施設にてポリエステルの糸に。その後、生地となり新たな製品を作り出す。

https://www.goldwin.co.jp/tnf/special/window/project/

【UNIQLO】

•着なくなったダウンをリサイクル。

https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/sustainability/

【STUDIO R330】

•再生可能なリサイクルポリエステルを100%使用や上質なオーガニックコットン100%使用。

https://r330.jp/#loaded

ご紹介した企業はほんの一部です。

ファッションをもっと楽しく持続可能なものにできるよう、それぞれの力を発揮し自分が楽しみながらできる身近なことから取り組んでいき循環型社会のためにできることから始められたら素敵なですね。

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