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アパレル業界へ転職を目指す人は知っておきたい!今話題の企業が手掛けるマスクとは?

アパレルのマスク

長引くコロナ禍の影響で、今やマスクは私たちの毎日の生活の必需品になっています。新型コロナウィルス感染が急速に拡大した2020年2月~4月、世界的な使い捨てマスク不足が大きな社会問題となりましたが、現在では徐々にマスクの生産も需要に追いつこうとしています。そんな中、不織布の使い捨てマスクに限らず、洗うことで繰り返し使える布や新素材を使った機能性やファッション性の高いマスクに注目が集まっています。そして多くのアパレル企業が独自にマスクを製造販売し、次々とマスク市場に参入しています。そこで今回は、アパレル企業がマスク市場に参入する利点、アパレル企業が製造するマスクの特徴、そして具体的にどのような企業がどんなマスクを生産しているのかを見ていきたいと思います。

アパレル企業がマスク市場に参入するメリットとは?

アパレル❘マスク市場に参入するメリット1:マスクはアパレル企業、ブランド価値を上げることができる

元々、アパレル企業がマスク製造に参入した本来の目的は、社会問題となっていた使い捨てマスク不足を解消することでした。しかし、マスクの供給が再開して店頭で使い捨てマスクが手に入りやすくなった今、アパレル企業の製造販売するマスクが持つ意義が変化しつつあります。今やマスクはアパレル企業にとって単なる一商品ではなく、自社で開発した素材やデザイン力、そして社会的貢献を果たす企業であることを消費者にアピールすることの出来る一種の広告のような役割を果たし、企業やブランド価値を上げるための絶好のツールとなっているのです。

アパレル❘マスク市場に参入するメリット2: アパレルブランド名だけでなく、マスク製造に関わる技術も着目される

アパレル企業がマスク市場に参入することで注目されるのはその企業のブランド名だけでなく、マスクの性能を左右する製造に関わった技術も着目されます。特に今注目されているのが、日本の伝統工芸技術を駆使して作られた高品質の国産のマスクです。実際に、美濃和紙(岐阜)や西陣織(京都)、今治タオル(愛媛)といった伝統工芸の技がマスクとして利用されたことによって知名度を上げ、結果として既存顧客とは異なる客層にその技術力の高さをアピールする機会を手に入れたのです。

ブランドのマスク

アパレル企業の製造販売するマスクの特徴

1. 機能性や着け心地を重視したマスク

アパレル企業の中でも、特にスポーツ系のブランドを展開している企業が製造販売しているマスクは、スポーツをする時にも快適に着用出来るなど高機能なものが多数あります。また、アパレル企業の中で独自に繊維開発をしている企業では、マスクに使用する生地の着け心地の良さにこだわって生産している場合が多いと言えます。

ミズノのマウスカバー

ミズノのマスク‘マウスカバー’はもともと、どうしても会社に出勤しなければならない社員向けに製作されました。非常に好評だったため、市販されることになりました。伸縮性に優れた2wayストレッチトリコット素材(ポリエステル83%、ポリウレタン17%)を使用しており、この素材は水着や陸上競技のウェアに採用されています。マスクの内側には、独自の肌触りの良い素材(ポリエステル100%)を使い、顔を優しく包み込んでフィットする設計になっています。着用時のストレスが少なく、洗って何度も使うことができます。第1弾は無地5色、850円(税別)。第2弾は24種類で無地タイプが850円、プリントされたものが900円で、SMLの3サイズをそろえています。着け心地の快適さがSNSで話題となり、第一弾は即日完売、再販分も抽選販売されるなど、とても人気の高いマスクです。

(出典: ITmediaビジネス https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2006/03/news028_2.html)

|SkinAwareのオーガニックコットン ウイルスプロテクションマスク

ラウンジウェアやランジェリーを手がけるSkinawareのマスクがオーガニックコットン ウイルスプロテクションマスクです。Skinawareは、エシカルファッションの先駆けの存在であり、コロナ禍で開発されたマスクも肌にも地球にも優しい製品となっています。生地は化学肥料や農薬を使用していない土地で作られたオーガニックコットンを使用しており、ボタニカルダイ(植物染め)で着色しています。また、マスクは3枚仕立てになっていて、オーガニックコットン生地の間に抗ウイルス効果のある生地を挟んでいます。この抗ウイルス生地は「CLEANSE®(クレンゼ®)」というもので、なんと50回洗濯をしても、繊維上の特定のウイルスを99%減少させる効果を持続することができます。日常に使うものだからこそ肌に優しいものを使いたい、でもマスクの機能にもこだわりたい、という人には特におすすめのマスクです。

(出典: Harumari Tokyo https://harumari.tokyo/48648/)

2. ファッション性を重視したマスク

主にアパレル業界の中のハイブランドから製造販売されているマスクは、機能性よりもオリジナリティとファッション性を重視しており、価格も平均的なマスクと比較するとかなり高めに設定されています。人気ブランドのマスクになると高い価格設定にも関わらず、多くの消費者の人気を集めています。

Polo Ralph Laurenのオリジナルマスク

マスクは、アーカイヴのシャツの残布で製作した「ポロ クロス マスク」(2750円)と、4層のろ過構造を備えたフィルターマスクの2種類を展開しています。ポロ クロス マスクはストライプやチェック柄、無地のデザインなど計12種類を用意し、マスク上部には成形可能なノーズブリッジを備えています。約20回洗濯が可能で、マスクと同素材の専用ケースが付属しています。フィルターマスクは、粒子ろ過率を最大限に高める独自の微細フィルターを搭載するなど機能性も追求しています。

(出典: fashionsnap https://www.fashionsnap.com/article/2020-10-02/poloralphlauren/)

MISSONIのマスクコレクション

「ミッソーニ(MISSONI)」が、100%リサイクルのミッソーニ ヤーンを使用したマスクコレクションを発表しました。マスクコレクションでは、ミッソーニオリジナルのリーフ柄を落とし込んだ2種(各9500円)と、スラブヤーンを使用したストライプ柄3種(各1万4500円)、ラメ糸を用いた無地2種(各1万4500円/すべて税別)の計7種を展開しています。ミッソーニのインスタグラムには、デジタル上でマスクの試着ができるアニメーション機能を導入し、「MISSONI MASK」のアイコンをタップし、カメラを起動することで計7種のマスクが登場します。

(出典: fashionsnap https://www.fashionsnap.com/article/2020-09-18/missoni-mask/)

LOUIS VUITTONのモノグラム柄のマスク

ルイヴィトンからモノグラム柄のバンダナとマスクのセットが登場しました。今シーズンの〈Louis Vuitton〉を象徴するブルーのタペストリー風のデザインとなっているこのセットは専用の巾着が付属し、洗濯可能なマスクは長めかつ伸縮性のあるヒモにアジャスターが付いているので快適な着け心地を実現しています。バンダナは55cm x 55cmのサイズで、マスクと同様に100%コットン製です。価格は480ドル(約50,000円)で、すでに海外のオンラインストアでは販売が開始されています。

(出典: HYPEBEAST https://hypebeast.com/jp/2020/11/louis-vuitton-mask-and-bandana-set-release-info)

3. アパレル企業と伝統工芸技術とのコラボレーションマスク

マスクが日々の生活の必需品となりつつある中、今日本各地の伝統工芸技術の高い技術力と品質を生かした、アパレル企業と伝統工芸技術のコラボレーションマスクが注目されています。使い心地と機能性に加えて、個性的なスタイルも兼ね備えた布マスクが人気を集めています。

and marks 株式会社と小杉織物株式会社のコラボレーションマスク

アパレルEC事業を手掛けるand marksが、ファッションマスクに特化したECサイトMASK WEAR TOKYOを6月18日11時に開設しました。MASK WEAR TOKYOでは「マスクに個性を」をコンセプトに掲げ、インスタグラムなどSNSで注目を集めるクリエイター100人がデザインしたマスクを販売しています。製造面では、浴衣帯の製作を手掛ける福井県の小杉織物と協業しています。口に触れるマスク裏面に通気性や吸湿・放湿性、紫外線カット、抗菌性、防臭性などを備えた高品質のシルク素材を使用したほか、表面に洗ってもプリントが落ちにくいポリエステル素材、中間層には不織布フィルターを挿入し、三重構造に仕上げました。パッケージはいずれもモノトーンのデザインで、価格は税別3000円~となっています。

(出典:fashionsnap https://www.fashionsnap.com/article/2020-06-15/maskweartokyo/)

Nishijin Mask

京都の伝統工芸品「西陣織」を用いたマスクNishijin Maskが、ファッションブランドレナクナッタのオンラインショップで4月24日から販売開始されました。マスクにはポリエステルで織った西陣織の布が採用されており、通常であればシルク(絹)で織る高価なものがメインですが、現代の生活になじむよう考案されました。水や摩擦に強く、型くずれしにくいのが特徴です。マスクの裏地には3重に重ねた綿ガーゼのポケットが付いており、ウイルス加工のフィルターやキッチンペーパーなどを入れることも可能です。美しい変わり菱などのパターンが施され、シンプルながらも織りの奥深さを味わうことができます。色はアイボリー・グレー・クラシカルピンクの3種類で価格は3520円となっています。マスクのデザイナーは、「西陣織は衰退しかけてきており、経済状況がどうなるかわからない今、このままだと二度と見られない幻の織物になってしまいます。でも西陣織の可能性は広く、日本人ならぜひ知ってほしい。気軽に生活の一部に取り入れてもらえたら」とこのマスクについて話しています。

(出典:Lmaga.jp https://www.lmaga.jp/news/2020/04/115118/)

マスクのファッション

最後に

マスクが私たちの日常生活の必需品となっていく中で、今やマスクは単なる口や鼻からウィルスやホコリ、花粉などの侵入を防ぐ衛生用品としての紙や布ではなく、重要なファッションアイテムの一つとなりつつあります。消費者のマスクのニーズも機能性重視の使い捨てマスクから、機能性もデザイン性も兼ね備えた繰り返し使える布マスクへと変化しており、その消費者のニーズに応えるように次々とアパレル企業がマスク製造販売に取り組み始めています。アパレル業界にとってマスクは企業やブランド価値を上げるための絶好のツールであり、重要なファッションアイテムの一つとして商品開発、販売することがさらにこの先求められていくでしょう。

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