アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル販売職に転職をお考えの方の中には、「アパレル販売員は実際どんな一日をすごしているの?」「販売職に就くために必要なスキルはある?」など疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。アパレル・ファッション業界には数多くの職種がありますが、今回は最も身近な「販売・ショップスタッフ」につい一日の流れや仕事内容、必要なスキルなど、詳しくご紹介します。未経験から転職を考えている方はぜひ一読していただければと思います。
店内でお客様の希望を聞きながら、求めている服やファッション雑貨を紹介し販売するのがスタッフの主な仕事。新商品の紹介や流行やトレンドを抑えつつも、お客様の雰囲気や求めるイメージにあった服を提案します。お客様が既にお持ちの服に合わせたコーディネートの提案も重要です。ネットショップと違い、顔を合わせて話ができるため濃密なコミュニケーションが取れ、直接お客様の喜ぶ顔を見られたり、感謝をしてもらえたりするのも魅力のひとつ。
自社ブランドの服を着て接客することが求められる場合が多いため、自社の最新の服を社員割引価格で手に入れられたり、制服費として支給されたりします。最新のおしゃれを楽しみながら働くことができます。華やかな面に注目されがちですが、裏方の仕事も重要です。例えば、開店前・閉店後の店内清掃、レジ開け・閉め、商品の陳列、整理、欠品の補充、マネキンのディスプレイなどなど。店舗にいる間は立っている時間が長いので体力も必要です。
店長にステップアップした場合、売上や在庫の管理、従業員の教育、シフト組みなど、販売に加えて店内全体のマネジメント業務も加わります。
また、販売が主な仕事になるためほとんどの店舗に売上目標があります。店舗によっては、個人の販売目標があったり、セール時はセールの販売目標が提示されたりします。
次に、『アパレル販売職の1日』をご紹介します。
AM9:30 出勤
↓
AM10:00 店内清掃
↓
AM11:00 OPEN
↓
AM11:30 商品検品、お品出し
↓
PM12:30 ランチ
↓
PM20:00 閉店、掃除
↓
PM20:30 退勤
※店舗の営業時間により、出退勤時刻は異なります。
と、1日のスケジュールはこのような感じです。営業時間中はお客様対応が最優先。お客様が少ない時間帯などに入荷商品の検品や品出しを行います。
閉店後は約30分ほど閉店作業や掃除を行って帰宅します。残業は時期にもよりますが、多くても1日1時間程度。
販売職の仕事は、接客がメインの仕事ではありますが、ご来店いただいたお客様に笑顔でお帰りいただくために、接客はもちろんのこと、入荷商品の検品・品出し・店舗間での在庫の移動・店内の清掃なども重要な仕事のひとつです。
勤務時間は店舗によってさまざまですが、営業時間が長いことが多いため大半の店舗でシフト制を導入しています。早番は開店前からの勤務で、店舗の清掃、商品の整理整頓、レジ開けの準備などを行い、遅番は閉店後のレジ閉めや売上の集計、店内の清掃を行います。店舗の営業時間によっては帰宅時間がかなり遅くなってしまうこともあるため、通勤時間に注意が必要です。
最近では時短勤務制度がある店舗も増えてきました。どのような働き方をするにしても、引継ぎなどスタッフのチームワークが重要です。
土日、祝日、ゴールデンウィークやお盆休みのような連休、セールシーズンはお休みが取りにくくなりますが、シフト調整で前後にまとまったお休みを取れる場合がほとんどです。代わりに平日が休みになるためレジャー施設やお買い物なども空いている中、落ち着いて楽しめるのは販売職の特権です。リーズナブルな価格で、混雑とは無縁の旅行を楽しめるのもいいですね。
特別なスキルは不要ですが、好感度の高い販売スタッフになるためには4つのポイントがあります。
接客中はもちろん、お客様が店内にいらっしゃらない時もどこで誰に見られているかわかりません。明るい笑顔をキープすることで、お客様も店内に入りやすくなります。また、明るく「いらっしゃいませ」と元気に声を掛けられたら、お客様の緊張もほぐれます。リラックスしてお買い物を楽しんでいただけるような心配りが必要です。
最新のトレンドを確認しつつ、お客様に似合う色やスタイルを提案するセンスは売上や評価に直結します。とはいえ、経験とともに自然と磨かれていくため未経験者も心配無用。店長や先輩に相談すると、早くセンスを磨くコツを教えてもらえるかもしれません。
お客様がスタッフに求めるものは人によって違うため、声かけはとても大事。お客様の求める接客スタイルを敏感に感じとって対応したいものです。
例えば、販売スタッフから声をかけられるのが苦手な人、自分である程度選んでからスタッフに相談したい人もいれば、スタッフから積極的にアドバイスをもらいたい人、会話をしながら服を選びたい人もいます。また、丁寧な言葉で話しかけられたい人もいれば、友達感覚で話したい人も。常連のお客様ならスタッフ同士で情報を共有し、気持ちよくお買い物をしていただきたいものです。
販売目標もあるため、つい「売る」ことに注目しがちですが、お客様が好まないデザインの服を提案するのはNG。一方的な営業はお客様から嫌われ、二度と来店してもらえないかもしれません。丁寧にお客様の希望を聞き出し、お客様の予想を超えるような素晴らしい提案をすることで信用や信頼を勝ち取りましょう。短期的な販売目標達成だけでなく、リピーターになってもらうことも長期的な視点でとても大事です。
販売スタッフの経験を積んで、店長などのマネージャー職にステップアップしていくのが一般的です。店長は、売上管理、採用、新人スタッフの指導や教育など、店舗で行う仕事の全てを行います。責任感も多くなりますが、やりがいや収入UPも期待できるので積極的に挑戦したいものです。店長を目指す場合は、早めに店長に相談し少しずつ仕事を教えてもらいましょう。
正社員登用制度がある企業の場合、アルバイト・パートから正社員を目指すことも可能。雇用も安定しますし、ボーナスも期待できます。
他にも現場経験を活かして、本社へ異動することもできます。例えば、複数の店舗を管理するエリアマネジャーや、ブランドコンセプトをもとに商品の企画から販売までを統括するマーチャンダイザー、売上が見込める商品を国内外から買い付けるバイヤーなど、ブランド全体の営業や中枢にかかわる仕事にステップアップすることも。現場で得た経験や知識に基づいた企画提案は、説得力があるため社内でも重宝されるでしょう。また、経験を積んでいるうちに自分の得意・不得意なジャンルが見えてくるので、より自分の強みを出せる客層やスタイルのアパレルブランドへ転職することも考えられます。
販売スタッフは求人が多いので、服やおしゃれが好きという熱意があれば誰でも挑戦できます。まずは自分が好きなブランドや、世界観に共感できるブランドを探してみましょう。採用面接では笑顔をキープしつつ、服への熱意やコミュニケーションの高さをアピールするのがポイントです。 自分の強みがわからない、ファッション・アパレル業界で働きたいけど、いまいち焦点が定まらないといった場合は、ファッション業界に詳しいキャリアコンサルタントに相談してみませんか?アパレル業界の転職に特化した転職エージェント「WILLWORKS」では、多くの非公開求人情報もご紹介しています。業界の最新事情に精通したコンサルタントが、ひとりひとりの志向や条件に合った求人・キャリアを提案し、転職活動をサポートいたします。
WILLWORKSウィルワークス 無料転職相談は右上のメニューボタンから!
WILLWORKS0160