アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
転職活動では、書類審査が最初の関門であり、これを通過して初めて面接に進むことができます。就職活動をしたことがある方であれば、一度は「履歴書」を書いたことがあるかと思いますが、転職活動では履歴書に加えて「職務経歴書」の提出も必要です。今回は、アパレル業界で転職をお考えの方に向けて、「履歴書」と「職務経歴書」の違いや実際に書く際のポイント、記入例も合わせてご紹介します。
履歴書と職務経歴書の違いは役割と用途にあります。履歴書は応募者のプロフィールを確認するための書類で、職務経歴書はこれまでの業務経験と仕事に活かせるスキルを確認するための書類です。履歴書は定型化されていることが多く、氏名・連絡先・学歴、職務経歴といった「記入必須の項目」と、趣味、特技などの「任意記入の項目」で構成されています。一方、職務経歴書は一般的な雛形はありますが、履歴書ほど定型化されていません。職務経験が浅い場合でも、少しでも経験があれば必ず書けることはありますから、それを書きましょう。資格の勉強をしていたなど職務以外のことについて記載することも可能です。また、まれに提出不要の場合もありますが、これまでの仕事内容や経験を整理して面接でのアピールポイントをまとめるためにも職務経歴書は用意しておいた方が良いでしょう。さらに、デザイナーなどのクリエイター職を希望する場合には、これらに加えて自身の作品をまとめたポートフォリオも提出します。
ポートフォリオの作り方⇒https://willworks.tokyo/ff/2278/
まず、履歴書の基本項目とポイントについておさらいしましょう。
■写真
履歴書へ添付する写真サイズは、横3cm×縦4cmの長方形が一般的です。
履歴書の写真は、3カ月以内に撮影したカラー写真で、背景は無地(ブルーかホワイト)を選びましょう。胸から上を正面から撮影しているものを使用します。清潔感のある服装を心掛け、歯を見せない程度に自然に微笑むと好印象です。また手書きの履歴書を作成する際は、写真が剥がれてしまったときに、誰の写真かが分かるよう写真の裏に名前を記入するのがマナーです。書き損じることもあるため、写真は最後に貼りましょう。
アパレル業界の証明写真⇒https://willworks.tokyo/ff/2730/
■学歴・職歴
学歴・職歴は一般的に同じ枠内に記載する場合が多いです。その場合は、各項目の1行目の中央に「学歴」、「職歴」と記載してから経歴を記載します。
学歴は、義務教育(中学校)は卒業年月のみ。高校の場合は私立・公立、大学・専門学校の場合は専攻も書くのが基本です。大学や専門学校で複数行ある場合は、義務教育の経歴は省略しても問題ありません。
職歴は、入社・退社年月をそれぞれ記載します。入社及び退社歴を上から古い順に、正式名称で社名を記入します。異動・昇格・出向などの経歴も年月とともに付記します。退社の記載方法は、理由も添えて書くのが一般的です。自己都合の場合は「一身上の都合により退社」がもっともスタンダードです。また、在職中の場合は、入社歴などを書いた後、改行して「現在に至る」もしくは「在職中」と書きます。 過去の職歴を全て書くのが原則ですが、中途採用で職務経歴書を別に提出する場合は、履歴書の職歴は、入社退社など簡潔でも構いません。職務経歴書を提出しない場合は、職歴欄に雇用形態や勤務先の事業内容・業員数・所属部署・職務内容などを記載する方法もあります。
■免許・資格
履歴書の免許・資格は正式名称を記入します。まず免許を取得年度順に記入します。普通自動車免許を保有している場合は、実務に関係なくても書き入れます。
資格については、仕事をする上で活かせるものであれば必ず記入しましょう。未取得でも現在勉強中であれば、その旨を記しておくと良いでしょう。仕事に関わらなくても、あなた自身のPRにつながるのであれば、ぜひ記入することをお勧めします。何も書くことがない場合は「特になし」と記します。
■志望動機・自己PR
志望動機には、「その企業や職種を選んだ理由」を「これまでの仕事の経験やスキル」や「仕事に対する意欲」を紐づけて書くと良いでしょう。 履歴書によっては、自己PR欄がなく、志望動機欄のみの場合もありますが、自己PR欄がある場合は、仕事の経験やスキルとともに成果や具体的なエピソードを加えて書きます。尚、職務経歴書に記載する内容と相違がないか必ずチェックするようにしましょう。
志望動機のポイント⇒https://willworks.tokyo/ff/587/
次に、職務経歴書の書き方についてご紹介します。履歴書ほど定型化されていないため自由度はありますが、主に以下の項目で構成するとよいでしょう。
職務経歴書に書く内容の1つ目は、「職務要約」です。職務要約とは、職務経歴の内容を簡単にまとめた要約文のことを指します。100~150文字程度で簡潔にまとめ、一般的には職務経歴書の冒頭に記載します。採用担当者が最初に目を通す部分なので、志望する企業が求める人材をイメージし、アピールポイントも織り交ぜながら簡潔に記載するようにするとよいでしょう。
【記入例】
大学を卒業後、アパレルブランドの販売員として約5年間、衣料品の販売に従事しておりました。二店舗目に勤務したB店においては、売り上げ実績とスタッフ指導を評価され、副店長に昇格しました。現在は、新人教育やシフトの管理といったスタッフのマネジメントを担当しております。
職務経歴は「どこで」「誰に対して」「どんなことをしてきたか」が分かるように書きます。具体的には、在職期間/ 会社名/ 規模/ 事務内容/ 自分が行った業務内容を記載します。また、会社の規模や実績などは数字で表すと分かりやすいでしょう。
【記入例】
【勤務先会社名】株式会社△△△△
【経験期間】20××年××月~20××年××月
【勤務先業種】専門店(その他小売)
【勤務先資本金】1000万以上
【勤務先従業員数】100名以上
【経験職種】販売・販売アドバイザー・売り場担当
【雇用形態】正社員
【年収実績】350~399万円
【職務内容】
A店 20××年××月~20××年××月
単位営業日あたりの来客数:約300名、従業員数:11名、取扱商品の価格帯:1,000~25,000円
<実績>
2017年度売上高○○万円、目標達成率94%、前年比98%
2018年度売上高○○万円、目標達成率102%、前年比107%
<業務内容>
・接客、販売
・在庫管理
B店 20××年××月~20××年××月
単位営業日あたりの来客数:約500名、従業員数:26名、取扱商品の価格帯:5,000~30,000円
<実績>
2019年度売上高○○万円、目標達成率104%、前年比109%
2020年度売上高○○万円、目標達成率106%、前年比112%
<業務内容>
・接客、販売
・店長補佐(新人教育、シフト管理、人材採用)
<小見出しH4>③資格・スキル
応募先企業での仕事に活かせる資格や経験、技能は必ず記載しましょう。しっかりとアピールすることは大切ですが、長すぎないように気を付けましょう。わかりやすく箇条書きにするのがおすすめです。
【記入例】
○○年○月:TOEIC 800点
○○年○月:色彩検定
○○年○月:ファッション販売能力検定
<小見出しH4>自己PR
「あなたの強みを応募先企業でどんなふうに活かせるか」を積極的にアピールしてください。具体的なエピソードも交えて、簡潔にまとめましょう。
【記入例】
私の強みは、お客様との関係構築能力とコミュニケーション力です。
日ごろから、親しみやすい接客と、わかりやすく簡潔な商品説明を心掛けており、「○○さんに担当してもらえると安心して相談できる」と言って、毎月ご来店くださるお客様も複数いらっしゃいます。その結果、リピート売上金額のアップに貢献することができました。
また、店長の補佐として、接客から販売促進、店員の採用からマネジメントまで店舗経営全般に携わることができました。店舗運営にあたって特に心がけていたことは、スタッフ全員が当事者意識を持ち、販売目標達成に向けて一丸となれる組織作りです。新人スタッフの育成においても、個々の自主性を伸ばせるよう、日ごろのコミュニケーションを何よりも大切にしています。この二つの強みを活かし、昨年はスタッフ全員で売り上げを作り、年間目標予算の○○○%を達成することができました。今後は経験を生かし、更なるキャリアアップを図りたいと考えております。
これからアパレル業界で転職をしたい方、書類選考でなかなか通過しないことでお悩みの方は、アパレルの求人を専門に扱う転職エージェントに相談することをおすすめします。アパレル業界に特化したコンサルタントが、履歴書や職務経歴書の作成もサポートしてくれます。コンサルタントとの無料面談やメール等で、不安や疑問を解消し、ご自身の希望や適性に合わせた転職先を見つけることが可能になるだけでなく、選考が進んでからの条件の交渉や入社までのサポートもあるので安心です。
アパレル業界の転職に特化した転職エージェント「WILLWORKS」では、面談の際にこれまでのご経験をヒアリングさせていただいた後、強み・弱みを整理し、人事担当者の評価が高まる履歴書・職務経歴書の作成方法について提案いたします。また、業界の最新事情に精通したコンサルタントが、ひとりひとりの志向や条件に合った求人・キャリアの提案から入社まで、転職活動をトータルでサポートいたします。
無料転職相談は右上のメニューボタンから!
WILLWORKS00122