アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界での転職を考えた時に、志望理由は履歴書を書く際に特に悩む項目ではないでしょうか。また、面接でも志望理由に関わる質問も多いので、あらかじめしっかり考えておきたいものです。今回は、アパレル業界の転職の志望理由をまとめる時のポイントを、具体的な例文を挙げながらご紹介していきます。また、志望理由としてNGな例についても解説していきます。
志望理由を書き始める前に、まず求人広告の内容をしっかり読み込みましょう。給与や勤務時間などの条件面だけでなく、全て目を通すことが重要です。特に、志望理由を作成する際は、「志望先のブランドが求人を出した経緯」や「どういった人材を求めているのか」は改めて確認しておきましょう。
志望理由の内容を濃くするためには、こだわりや魅力などそのブランドだからこそという具体的な内容を盛り込んで作成することが重要なポイントです。そのためにも志望先のブランドに関する情報は、できるだけ多くの手段を使って集めるようにしましょう。情報を集める手段としては、実際に店舗に訪れて情報収集する店舗訪問があります。その際は、お客様目線ではなく働く目線で、スタッフの対応やショップの雰囲気について特に注視しましょう。普段とは違った見方でスタッフや店舗の様子を見ることで、お店の魅力を発見できるきっかけとなり、志望理由をまとめるのに活かすことができるでしょう。またインターネット上の志望先のブランドのホームページやブログ、SNSなどからも情報を集めることができます。ホームページに関しては、会社概要から取り扱い製品、コレクションなどに一通り目を通しておき、その中でも必ず確認しておきたいのがブランドコンセプトです。ブランドコンセプトには、そのブランドの強みやこだわっている点が記載されているため、志望動機を書く際の参考になります。さらに、ブランドのターゲット層や、他に展開しているブランドがあるかなども合わせてチェックしておくと良いでしょう。また、ブログやSNSからは、ブランドの最新情報を集めておくと、面接の際の会話の話題作りに役立ちます。
アパレル業界に興味を持ったきっかけや、自分にどんな影響を与えたかなどの具体的なエピソードを交えながら書くと、熱意が伝わりやすいです。ただし、ファッションが大好きだからという理由だけでは、志望先のブランドでなければならない理由にはならないのでNG。ファッションが好きという理由に加えて、アパレル業界の現状を踏まえた自分の考えや、アパレル業界で具体的にどんな仕事をどのように極めていきたいのかなどを加えるとより説得力のある志望動機になるでしょう。
アパレル業界の志望理由に、「志望先のブランドが好きだから」「良く購入するから」「憧れのブランドだから」など、そのブランドが好きだからという理由を第一に挙げる人は多いでしょう。ブランドに対しての気持ちが強く伝わる志望理由は、相手に熱意を伝えることができます。ただし、ただ好きだからという理由だけでは、熱意が伝わりにくくありきたりな文章になってしまいがちなので、「そのブランドのどういった点が好きなのか」「そのブランドにしかない魅力は何なのか」を改めて考えてみましょう。また、そのブランドを好きになったきっかけや着用時のエピソードなどを含めると、採用担当者の印象に残りやすくなります。もし好きな理由が思いつかない場合や言葉にすることが難しい場合は、ホームページに記載されているブランドコンセプトを参考にすると良いでしょう。なお、コンセプトを参考にする際は、そのまま書き写すのではなく、例えば「上品さや気品を求める大人女性のためのブランド」というコンセプトであれば、「女性の魅力を引き立たせてくれる、繊細かつ上質さを感じさせるデザインに魅力を感じました」というように、コンセプトをくみ取ったうえで、自分なりの言葉で述べることが重要です。
そのブランドに入った後に、具体的に何を実現したいかを考えてみましょう。販売職ならどんな接客をしたいか、ブランドにとってどんな人材になりたいか具体的に書くことがポイントです。キャリアプランが盛り込まれていると、「自ら目標設定をし、達成のために自主的に行動ができる人材」という印象を与えることができます。また、採用担当者は、志望者の目指している方向性がブランドの求める人材とあっているかも重要視しているので、事前にリサーチした求人広告にある、「本部スタッフへのキャリアアップあり」「店長を目指したい人募集」「自分から積極的に動ける人募集」等の求める人物像にそってキャリアプランを考えると良いでしょう。
アパレル業界での経験で得たスキルをアピールした志望理由は、入所後すぐに即戦力になれるという自信や、アパレル業界への強い興味を採用担当者に伝えることができます。
例: 貴社ブランドとは3年前に出会い、それからは常に動向に目が離せないほど強い関心を抱いていました。流行を取り入れつつも、実際に着用した際の機能性が細部まで考えられ、見た目の美しさやかわいらしさと着心地の両面の完成度が高い点が非常に魅力的に感じられます。昨年末までアパレルブランドに2年間勤務し、お客様の性格に合わせた接客や集客のための企画立案を日々研究・実践しておりました。同じ業界での経験とスキルを活かし、貴社へ入社後、いち早く貢献することに繋げられると確信しています。
実際に前職で経験した具体的なエピソードを交えることで、採用後にどのような働きができる人物なのか明確にイメージしてもらうことができます。説得力のある志望理由は、採用担当者の印象に強く残るはずです。
例: 貴社ブランドのショップには月に何度も通っております。鮮やかな色使いを活かしたデザインと豊富なカラーバリエーションを、貴社ブランドの最大の魅力に感じています。引っ越しにより、先月他社ブランドショップを退職したため、この機会にぜひとも貴社で働かせていただきたいと思い、応募いたしました。以前勤務していたアパレルショップでは、目を引くディスプレー方法を模索し、その結果ディスプレー商品の売り上げを向上させることに成功いたしました。目標に到達するための策を効率的に思考していくことが得意であり、貴社ブランドでも役立てることが可能であると自負しています。
理由や具体的な説明がなくただ「ファッションに興味があります」や、具体的な事業内容について言及せず「貴社の事業に興味を持ちました」など、抽象的な内容を志望理由に挙げてしまうと、採用担当者にこの応募者は企業やアパレル業界について表面的な理解しかできていないとみなされてしまいます。志望理由には、自分が経験したことや具体的なエピソードを入れつつ、志望先の過去の取り組みや現在の事業内容について調べておくと、転職後に具体的に自分がどのような仕事をしていきたいかのビジョンが明確になり、説得力のある志望理由を伝えることができるでしょう。
給与や待遇が良いというのも志望理由の1つに含まれるかもしれませんが、待遇面のメリットだけを強調しすぎてしまうと、採用担当者にあまりよい印象を与えられません。この応募者は条件が良ければどこでも良いのだろうか、と思われる場合もあるので、志望理由に待遇面だけを強調して挙げるのは避けましょう。
たとえやる気に満ちあふれていたとしても、実現の可能性のない入社後のビジョンを志望理由にしてしまうと、計画性や実行力がない人物像に見られてしまうこともあるので、企業の業務内容や理念を考慮し、説得力のある論理的な考えから出た目標を設定して志望理由を作成しましょう。
アパレル業界の転職の際に、志望理由は自分のやる気や熱意を採用担当者に伝えるのに重要な項目です。志望理由をまとめるポイントは、まず志望ブランドや企業についてしっかりとリサーチを行い、なぜそのブランドに転職したいのか、入社後に具体的にどのようにその企業に貢献することができるのかを考えて、自分の経験や具体的なエピソードを交えながら自分の言葉でまとめてみましょう。
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