アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
アパレル業界で販売職としてお仕事をされている方、日々の個人売りで悩んでいませんか?アパレルショップでは、月や週単位で個人売り目標が設定されているお店が少なくはありません。個人売り目標は、スタッフそれぞれの売上の目安や目標を目に見える形にすることで、達成度が分かりやすいだけでなく、やる気アップにつながるなどの効果もあります。しかし一方で、思ったように売上が伸びない、またあまりに高い目標設定にやる気を失っているという方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、アパレル販売職の売上アップのコツだけでなく、個人売りとどう向き合うかなど、個人売りで悩んでいる方のヒントになる内容をご紹介します。
売り上げ目標とは、店舗や個人に割り当てられた売り上げ基準のことで、全国に多数のショップを持つような大きなブランドの場合、本社が各店舗の目標を決定するケースが多いです。小規模の場合は、各店舗の店長が決定する場合もあります。また、この売り上げ目標は一般的に「ノルマ」と呼ばれることもあります。
売り上げ目標には、店舗に割り当てられた店舗売上目標と、スタッフ一人一人に与えられる個人売上目標がありますが、後者がいわゆるアパレル業界の「個人売り」と呼ばれるものです。また近年、店舗売り上げ目標のみ採用している企業も増えているようです。
企業やブランドの存続、成長のために、利益を上げることは不可欠です。そのために、本社スタッフ、店舗の販売スタッフそれぞれが予算達成のために働いています。目標設定により個々が達成度を認識しやすくなり、努力や改善をすることで売り上げアップに繋がります。
更に店舗や個人の売り上げ目標を設定することで、一人一人の評価をしやすいという利点もあります。またこうした評価は、社内でのキャリアアップや転職の際に目に見える数字として活用できるので、企業側だけでなく働く側にもメリットはあると言えます。
接客、販売の仕事は、お客様との信頼関係があってこそ成り立つものです。売り上げばかり意識しすぎてしまうと、商品の話だけになるなど、焦りがお客様にも伝わってしまいます。もちろん販売員として仕事をするうえで、商品の魅力を伝え購入してもらうのは大切なことです。しかしそれ以上に、お客様にとってお店での滞在が良い時間だったかどうかが重要と言えるでしょう。心地よい空間を提供し、信頼関係を築いていくことで、リピーターになってもらえる可能性が高まり、長期的な売り上げアップにも繋がるのです。具体的な実践方法を下記にまとめましたので、今できていることや課題をぜひチェックしてみてください。
お客様と信頼を築くためのチェックリスト
☑清潔感のある身だしなみを心掛ける
お客様はお店で商品を見るだけでなく、販売員のコーディネートや雰囲気も見ています。身だしなみは特に第一印象に大きく影響を与えます。説得力のある販売員になるには清潔感のある身だしなみは必須といえるでしょう。
☑挨拶と気遣い
来店されるお客様すべてに、笑顔と気遣いを忘れないようにしましょう。「いらっしゃいませ」と「ありがとうございます」は最も基本的な挨拶ですが、忙しさで忘れてしまうことはないでしょうか。挨拶は相手のことを認識しているという印でもあります。お客様の顔を見て笑顔で挨拶しましょう。また今は一人で商品をご覧になりたい時なのか、スタッフを必要としている時なのか、状況を読む気遣いと心配りも大切です。
☑お客様をよく見る
よく見るというのは、お客様を見つめることではありません。あくまでもさりげなくお客様の動向を見て、必要な時に的確に対応できることが大切です。よく来店されるお客様なのか、何か目的があって来店されたお客様なのかなど、分析することでより質の高い接客ができ、お客様の満足度を上げることにつながるでしょう。
お客様一人一人の立場にたった接客を心がけましょう。こちらの都合ばかり考えた売り上げ重視の接客では、大切なお客様が離れていってしまう原因になるかもしれません。お客様が何を求めているのかを汲み取って行動することで、お客様も自然と心を開きやすくなります。お客様の中には、スタッフへ声を掛けるのに勇気がいるという方が多くいらっしゃいます。お客様がスタッフに声を掛けやすい雰囲気を作ることも大切です。お客様が心地よいと感じれば、結果的にスタッフやブランドへの信頼、そして売り上げアップに繋がるでしょう。
月単位の高い売り上げ目標を見て、プレッシャーに感じたりやる気を失ったりしていませんか?そんなときは、週ごと、日ごとに標予算を割ってみましょう。そして、「声掛けを早くする」「一日笑顔でいる」など、日々の小さな目標を立てましょう。目標が小さくなることで、クリアしやすくなり、達成感も味わえます。そして達成できた日は、どんな点が良かったのかをきちんと把握し、自分なりの成功法を積み上げていくことが大切です。また達成できなかった日は、なぜ達成できなかったのかときちんと分析し、次回に活かせるようにしましょう。
今よりももっと視野を広げたいと感じるようになってきたら、社内に多数ブランドがある場合は他のブランドに異動したい旨を伝えてみましょう。ブランドによってターゲットの年齢層も変わるので、異動することで働きやすくなるということもあるでしょう。自分の年齢と共に職場や扱う商材を適応させるのも一つの方法です。
アパレル販売以外の職種にも興味が出てきたら、本社勤務を希望するという選択肢もあります。本社勤務では、事務や人事、営業などの部署以外にも、販売の現場で培った経験を活かし、MD、プレス、バイヤーといったポジションで勤務することも可能です。ここで知っておかなければならないのは、販売員以外のこれらの仕事にも、例えば人事なら採用人数、営業なら管轄店舗の売り上げといったように、目標設定やノルマはほとんどの場合設定されているということです。本社への異動を考える場合には、「個人売りがうまくいかないから」という想いだけではなく、販売員とはまた違う角度でアパレルに携わることができ、新たなやりがいを見つけるための前向きなキャリアチェンジを意識しましょう。
「色々な方法を試したけど個人売りが達成できずに辛い」また、「ノルマの設定に無理があるのでは?」と疑問を感じている方は、転職エージェントにキャリア相談をしてみるのがおすすめです。アパレル販売の経験をもとに、自分をもっと活かせるキャリアがあるかもしれません。個人で収集できる情報には限界がありますので、アパレル業界の転職のプロである転職エージェントに登録することが転職成功の近道です。コンサルタントとの無料面談で、不安や疑問を解消し、ご自身の希望や適性に合わせた転職先を見つけることが可能になります。
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