アパレル・ライフスタイル業界での転職にまつわる豆知識
アパレル・ライフスタイル業界での
転職にまつわる豆知識
念願のアパレル業界への転職が叶ったにも関わらず、企業から内定が出た後いつまでに何をすればいいのかわからず、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。入社後にいち早く即戦力になるためにも、内定後から入社前の期間の準備はとても重要です。そこで今回は、内定後の流れ、確認すべきこと、入社までにやるべきことをご紹介していきます。
採用選考を通過すると、メールや電話で採用内定の連絡があります。その際は、「面接合格です」「弊社で働く意向があるようなら採用とさせていただきます」といった言い方をされることもあります。この時点では、細かな労働条件は伝えられない場合もあります。「いつか伝えてくれるだろう」と待つのではなく、事前にしっかりと条件を確認しておくことが大切です。もし、メールで内定通知を受け取ったのであれば、「内定のご連絡をくださりありがとうございます。想定されていらっしゃる勤務条件を改めて確認させていただきたく、お手数をおかけしますが詳細をご教示いただけますでしょうか。」など、確認してみましょう。
内定の旨と、労働契約期間や賃金などの労働条件が書かれた書類は「内定通知書」「採用通知書」「雇用契約書」などと呼ばれます。しっかりと内容を確認して、内定の承諾・辞退を決めましょう。(内定通知などに記載されている労働条件のチェックポイントについては、次の章にまとめてありますので参考にしてください。)また、返事の内容にかかわらず、まずは電話連絡をし、担当者につながらなければメールで連絡するようにしましょう。期限が明記されていなくても、返事は1週間以内にすることが理想的でしょう。返事を待ってもらいたい場合は、回答までに時間がかかる理由を添えて内定先の企業から許可をもらい、遅くとも2週間以内には連絡するようにしましょう。入社承諾とあわせて契約書へのサイン・返送が必要な場合もすみやかに手続きをするようにしましょう。
面接時に「いつから働けるか」というやり取りをすることが多いため、内定通知の時点では入社日はおおよそ決まっています。内定通知をもらってから調整することも可能ですが、面接時に伝えた入社可能時期と大きく変わると印象がよくありません。面接に臨む前に、現職場の就業規則を見て退職までに必要な期間を確認し、入社可能な時期を把握しておくようにしましょう。なお、退職日は現在の職場の上司との相談になりますが、入社日前日を退職日に設定できると理想的です。退職日と新たな職場の入社日の間が空くと、自分で国民健康保険や年金に入る手続きが必要になるので、注意しましょう。
雇用契約を結ぶタイミングは会社により異なります。内定通知書の返事をもって契約とするほか、内定通知書の確認・承諾の返事を経て、改めて雇用契約書にサインする場合もあります。入社に向けて雇用する側も採用活動をストップし、備品の準備などを進めているので、契約後の辞退は非常に迷惑をかけることになるので避けましょう。雇用契約を結ぶ際は、しっかり入社意志を固めて臨みましょう。
退職の意向はまず直属の上司に伝えましょう。承認を得たら最終出勤日の調整や仕事の引き継ぎなどを進めつつ、同僚など周囲の人へ退職する旨の挨拶を始めましょう。また、会社へ返却しなければならないものをリストアップすることも重要です。会社を通じて加入している健康保険被保険者証(保険証)は、退職した翌日以降はその効力を失うため、速やかに退職した会社へ返却しましょう。最終出勤日の後に有給消化をする場合は、退職日を迎えたタイミングで退職先へ保険証を郵送しましょう。また会社の社員であることを証明する社員証や社章も退職と同時に会社に返却する必要があります。
また、会社から支給された携帯やパソコンなどのデバイス周りの整理もしましょう。業務上で使用するシステムやインターネット上のサイトのうち、あなたのメールアドレスなどをIDとして使用している場合、あなたの退職後に引き継いだメンバーが使用できなくなってしまいます。また、社外秘資料や所属組織内だけの資料などは必要に応じて削除をしてからデバイス返却をしましょう。
内定を出した企業のほとんどは、「できるだけ早く入社してほしい」と思っています。増員募集ではなく、欠員募集ならなおさらです。離職中の人であれば自分次第で柔軟に調整できる可能性が高いですが、現在勤めている人は退職交渉をこれから進めていかなくてはなりません。後々、「入社日までに退職できません!」という事態にならないよう、現職の退職に関する規程をチェックし、提示された入社日までに退職することがどうしても難しそうなら、転職先の企業と入社日を調整しましょう。
転勤の可能性があるポジションの場合、面接の段階でも話が出てきている可能性が高いですが、労働条件通知書にも「転勤の可能性あり」と記されています。転勤の頻度、期間の目安、入社後すぐに転勤の可能性があるのか、といったことを確認しておきましょう。
月給制の場合なら月給の内訳、年俸制なら月々いくら支払われるかなどが書かれています。賞与に関しては、その有無を記載することは義務付けられていますが、詳細まで書かれないケースもあります。どういった条件のときに賞与が支給されるのか、業績が加味されるのかなどを確認しましょう。「標準で2カ月分」のように書かれている場合もあるので、どんなケースが「標準」に該当するのかといったことも確認が必要です。
法的には、労働条件通知書に記載が必要なのは、残業の有無だけです。想定残業時間が書かれているケースもありますが、どの程度残業があるのか、時期によって違いはあるのかなど、目安を確認しておきましょう。 また、一定時間の残業代が給与の中に「みなし残業代」として含まれている場合があります。想定残業時間と想定残業代はセットで正しく把握しておきましょう。
「週休2日制」と書かれていても、毎週土曜日曜が休みなのだと早合点してはいけません。月に最低1回、2日休みがある週があれば「週休2日制」です。つまり1日しか休みがない週があるケースもあるということです。また、「完全週休2日制」も、毎週2日は休みがあるというだけであって、土日休みとは限りません。「完全週休2日制(土日休み)」と書かれていれば誤解の余地はありませんが、そうでない場合は、休日の体系について確認しておくとよいでしょう。
まずは企業に提出しなければならない書類を確認しましょう。全て揃っているか確認しておくことが重要です。提出書類としては、雇用保険被保険者証、年金手帳、源泉徴収票は必須です。入社当日は雇用契約書や運転免許証などの本人確認書類の写しなど、指定された提出書類を忘れず持っていきましょう。また必要な提出書類は全て揃っているのですが、サインをし忘れていることがあります。サインが必要な提出書類は事前にサインが全て書かれているか確認しておきましょう。
入社後の通勤方法をチェックしましょう。どの公共交通機関を利用するのか、または徒歩や自転車などで通勤するのかを入社前に確認しておくことが重要です。公共交通機関を利用する場合は、乗り換え方法などを細かく確認しましょう。交通手段によっては、事故や悪天候などで遅延や運休をする場合もあります。最短のルート以外に、別のパターンを用意しておくと安心できます。そして、1度入社前に確認した交通手段で職場まで移動し、所要時間も確認しておきましょう。所要時間は、時間帯や混雑の具合によって大きく変わります。所要時間を確認する時は、通勤する時と同じ時間帯にすることが大切です。
勤務する業界やブランドの知識は転職活動をする中で、ある程度調査しているはずです。内定が決まった後は、入社後に即戦力となるためにより具体的な知識を身につけていきましょう。内定後だからといって安心しきるのではなく、しっかりとブランドに関する最新情報収集をしておくことで、入社後に信頼されるメンバーとなることができます。
転職内定が決まると気持ちが緩みがちですが、実際の入社までには書類や労働条件の確認など、やらなければならないことが沢山あります。また、入社後に即戦力として働けるようにするためには、事前の準備もとても大切です。
アパレル業界の転職には、まず業界の情報を積極的に収集することが重要です。転職の際は、転職スタート時から内定後までサポートしてくれるアパレル業界に特化した転職エージェントに相談することが成功のポイントです。まずはプロのコンサルタントに相談してみましょう。転職に関する知識はもちろん、現在の募集状況や、あなたの強みを活かせるお仕事をプロの視点で提案してくれます。
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