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アパレル・ファッションの注目職種カタログ(9)ディストリビューター

アパレル・ファッション業界の職種のひとつ、ディストリビューター(DB)。ショップ店員やデザイナーのように仕事のイメージがすぐに思い浮かぶ職種ではありませんが、アパレル企業の在庫管理を行い、売上に大きく貢献する重要な仕事です。この記事では、具体的な仕事内容や必要なスキル、DBの目指し方などについて詳しくご紹介します。

そもそもDB(ディストリビューター)とは?

バイヤーやMD(マーチャンダイザー)が仕入れた商品を、適正な数量で各店舗に配送し、ブランド全体の在庫を調整し、売上を最大にするのが主な仕事。どの店舗に、どのアイテムを、どれだけ配置したらよいかを常に考えて行動する流通の司令塔といえるでしょう。英語のディストリビューション(distribution)、分配・配布という意味の言葉が元になっています。

どのような仕事をしているの?

具体的な仕事内容をみてみましょう。

各店舗の在庫数を適正にし、大量の売れ残りを出すことや、売り切れのためお客様が店舗で購入できないという機会損失を極力減らすことがDBの使命。そのためには、立地や規模、顧客属性など各店舗で異なる条件を頭に入れておく必要があります。

DBの仕事の要は各店舗の販売予測を立て、アイテムの分配数を決めること。同じシーズンの過去の販売データ、ショップ店員の声、テナントに入っている場合はテナント全体のキャンペーン情報や、アパレルは気温の影響を大きく受けるので、この先の気候予測など様々な情報を収集・分析します。

最近はネット通販を行うブランドが増えています。店舗だけでなくネット通販用の在庫調整や、自社や外部のECサイトで販売する分などの予測・分配もDBが行います。

販売が始まると、各店舗の在庫状況をこまめにチェック。売上が好調で在庫が少ない店舗には、在庫が多く残っている店舗からアイテムを移動させます。しかし、一方的に在庫を動かしてはいけません。この後テナント全体のキャンペーンを控えているなど、店舗によってさまざまな事情があるため、必ず店舗とコミュニケーションをとり、現場の声をしっかり聞きながら商品を動かします。

また、気温や売上状況を見て、店舗から倉庫にアイテムを戻すこともあります。その判断や調整を行うのもDBの仕事です。

他にも、店舗で販売している間に汚れや傷がついてしまったもの、いわゆるB級品と呼ばれる商品も倉庫に戻ってきます。昨シーズンの在庫やB級品も売上につなげていくために、アウトレット店舗に配送する、ECサイトで割引販売を行うなどの手配も行います。

求められるスキルは?

DBはブランドの売上に直結する仕事のため、多くのスキルが求められます。詳しくみていきましょう。

(1)高いコミュニケーション力

DBは店舗や倉庫の担当者、プレス担当などと頻繁に連絡をとる必要があるため、高いコミュニケーション力が求められます。さらに忙しいショップ店員から、短い時間で現場の声を吸い上げる必要もあるため、相手の話をしっかり聞くスキル、良い人間関係を築くスキルも必要です。

また、店舗間や倉庫からアイテムの移動には梱包・配送する業務や費用が発生します。費用を計算しつつ、できるだけ現場の負担にならないように依頼するなど、気遣いも大事です。

(2)臨機応変な決断力

アパレルは気温のわずかな変化が売上に大きく影響するため、想定外の事態がしばしば起こります。最近は異常気象の影響もあり、今まで以上に判断が難しくなっているといえるでしょう。

「季節を先取りして商品を配送する」「気候に合わせて全国の店舗間で商品を入れ替える」など、臨機応変に対応する必要に迫られることもあります。前例がなくても、データと経験を信じて思い切りよく決断する強い気持ちが求められます。

(3)情報収集力

売上を最大にするには、気温や流行、在庫データの膨大な数字の流れ、ショップ店員からの声、ネットでの評判など、多くの情報を常に集め、在庫調整に活かしていく必要があります。アパレル関連だけでなく、多くの情報に触れ続ける、好奇心旺盛な姿勢が求められます。

(4)パソコンスキル

在庫・売上管理など、他職種に比べてパソコンを使う作業が多くなります。基本的なスキルを身に着けておくとよいでしょう。最近は、ネット通販に力を入れている企業も増えてきているため、インターネットやSNSの知識もあると重宝されます。

(5)軽快なフットワーク

他部署、店舗とのコミュニケーションは、メールや電話がほとんどですが、直接足を運ぶことでわかることも多々あります。気軽に店舗や倉庫に出向いていく、体力とフットワークの軽さが求められます。

DBからのステップアップは?

DBとしてブランド全体の在庫調整や売上管理の経験を積んでから、商品販売計画の全てを担うMD(マーチャンダイザー)へステップアップが一般的です。また、DB部門の部門長になる道もあります。

未経験からDBをめざすには?

専門的な知識や経験が必要なため、未経験の求人はあまり多くありません。「店舗の運営担当やバイヤーからDBへ」「MDと兼務」などのケースも少なくありません。

未経験からめざすには、店舗で経験を積み、店長、エリアマネジャーと順番にステップアップしていくのが一般的です。店舗で働きながらDBとやり取りすることも多いので、直接仕事を見る機会が豊富にあります。さまざまな販売経験を積むことで、現場がよくわかり、売上に貢献できるDBになれるでしょう。

他業種でバイヤーやDBの経験がある人は、アパレル・ファッション業界が未経験でも求人が豊富にあります。この業界に転職したいと思っている方はチャンスです。

責任が大きいため緊張感がありますが、やりがいも達成感も十分に味わえるDB。数字に強い方、スピード感を持って仕事をしたい方にはお勧めです。DBをめざすなら、ぜひキャリアカウンセラーにご相談ください。非公開求人も含め、 あなたにふさわしいブランドをご紹介します!

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