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アパレル・ファッションの注目職種カタログ(4)VMD

アパレル・ファッション業界で、人気職種のひとつにVMDがあります。VMD とはビジュアル・マーチャンダイジングのことで、流行や商品の特徴をとらえて、視覚的なマーケティング戦略を立てる仕事です。本コラムでは詳しい仕事内容や必要なスキル、VMDになるための方法などをご紹介します。

どのような仕事をしているの?

同じブランドでも、店舗によって内装や商品配置、マネキンの服装などが異なっていることに気づいていましたか?これは、VMDが客層やアイテムに合わせて最も「売れる」よう、戦略的に考えて配置しているからです。商品が見やすい、買いやすいショップを作り上げることがVMDの大事な仕事です。

店舗で買い物をする流れに沿って、具体的に見ていきましょう。

まず、お客様にショップについて興味を持ってもらう必要があります。そのためには「このショップに入りたい!」「自分にぴったりのアイテムが見つかりそう!」と感じてもらえるような仕掛けが必要です。例えば、入り口から店舗全体の様子が見えるようにしたり、魅力的なショーウィンドウを作り上げたり、トレンドを踏まえたコーディネートのマネキンを店舗の外から見える位置に置いたり…集客のための視覚的な工夫を作るのも大事な仕事です。

お客様をショップ内に招き入れることに成功した後は、店内を回遊して多くの商品に触れてもらう仕掛けを作ります。例えば、特に売り出したいアイテムやそれらを着せたマネキンを、入り口やレジ付近、四つ角などに配置して、お客様の視線が自然と店内を巡るようにします。

さらに、陳列方法にもVMDの技が光ります。商品を魅力的に見せつつ、お客様が多くの商品の中から、自分にピッタリのアイテムを見つけ出せるように工夫します。例えば、似ている商品は近くに置く、色やサイズなど規則性を持たせる、手に取りやすいようにする、などの小さな仕掛けで、お客様の購入を促します。

他にも、ショップ全体の雰囲気を作る内装プランの作成、什器やマネキンの手配、季節やアイテムに合わせたレイアウトの変更やメンテナンス、販売スタッフへの指導も含まれます。

VMDは、お客様にファッションアイテムを魅力的に見せ、購入につなげる重要な仕事。ショップの売上を左右するため責任も多くなりますが、やりがいも十分にあります。

どのようなスキルが必要?

基本的なファッションセンスはもちろん、商品や店内を魅力的に見せるための知識やスキルも必要です。詳しく見ていきましょう。

(1)流行やトレンドを的確に予想するスキル

売上を上げるためには、お客様のニーズやファッションの流行をしっかりと予測・把握することが重要です。そのため、日ごろから情報感度を高めておく必要があります。

(2)空間をデザインするセンス

心地よく買い物ができる店舗を作り上げるには、店内という限られた空間を上手にデザインするセンスやインテリアや建築の知識も求められます。

(3)企画を実現させる力

自分が「売れる」と思った企画を実行するためのパワーも重要です。店舗のディスプレイやレイアウトの変更はVMDがひとりでできるとは限らず、ショップ店員が協力して行うことが多いでしょう。自分の意図をしっかり説明し、相手に動いてもらうためのコミュニケーション力も必要です。

(4)海外市場とやり取りする語学力

ブランドや仕事の内容によっては、海外の取引先とやり取りする機会もあります。英語だけでなく、仕事で使う外国語の語学力を磨いておくと交渉などで有利になります。

(5)体力、フットワークの軽さ

店舗のレイアウトやディスプレイの変更は、体力勝負!マネキンや什器はそれなりの重さがありますし、それぞれのアイテムも点数が増えればかなりの重さです。また、開店前や開店後の短い時間内で終わらせる必要もあります。

複数店舗のVMDを担当する場合は、実際に店舗を回って指導やアドバイスが必要になるため、フットワークの軽さも求められます。

(6)売上に対する知識、数字管理能力

売上に直結するため、数字管理能力は必須。狙った通りの売上になっているか、かかった費用に対する効果は見込めているかなど、店舗運営に関する数字の知識も求められます。

(7)消費者目線を忘れない

VMDとして経験を積み、空間デザインなどの知識を身につけたとしても、売上を左右するのはあくまでお客様。頭でっかちにならず、常にお客様の視点で心地よいか、魅力的に見えるかという視点を決して忘れないことが重要です。

VMDになるためには?

専門的な知識や販売経験が必要な仕事なので、未経験者の求人はそれほど多くありません。販売員として経験を十分に積み、まずは店舗のVMD担当を目指すのが一般的です。

店舗のVMD担当になるには、VMDの仕事に関わりたいことを店長にアピール。VMDアシスタントとして経験を積み評価されれば、担当になれる可能性が高く、比較的挑戦しやすいと言えます。

また、資格取得して知識の面から補強することも可能です。VMDに有利な資格として「商品装飾展示技能検定」という、厚生労働省にも認められた検定があります。合格すれば商品を効果的に見せるための知識と技能が身に付いたことを証明できます。

VMDの将来の姿は?

店舗のVMD担当として成果を上げていけば、より売上の大きいショップや複数店舗のVMDを任されることもあるでしょう。また、他企業でVMDとして活躍していた場合、希望の企業に転職することも可能です。

さらに、ブランド全体のVMDや、ビジュアル戦略を統括する役職やファッションディレクターなども目指せます。

VMDはファッションアイテムを魅力的に見せて売る専門職。店舗内の花形の仕事といえる仕事に、ぜひ挑戦してみませんか。キャリアプランや転職に悩んだら、キャリアカウンセラーに気軽に相談してみてくださいね。

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